この記事では、「供応」と「接待」の違いを分かりやすく説明していきます。
「供応」とは?
上記は、おもてなしをすることで、おもてなしの手法がお酒をふるまったり、食事をふるまうことで他にサービスと言えるようなことは行いません。
よって、「供応」はあくまで、お酒と食事がサービス内容になりそれ以外のおもてなしを行いません。
なので、「接待」という言葉と比較した場合、意味においては、食事にお酒をふるまうという意味だけしか持たないのが「供応」です。
「接待」とは?
上記は、言い方を悪く言えば、手段を択ばず相手をもてなす行為です。
なので、食事のほかにお酒を提供してもてなす以外にもお金を渡して楽しんでもらうというような賄賂では?と言えるようなことも一応この言葉で内容を指すことができます。
もっと言えば、エッチな手法で相手をもてなして、便宜を図るというのも、「接待」になるんですが、この方法は、バレれば違法性が指摘されるうえ、まして賄賂においては犯罪行為なので望ましいもてなし方ではないです。
「供応」と「接待」の違い
両者の違いは、もてなすという行為において手段を選んでいるか否かです。
「供応」は手段を選んでいて、手段は、あくまでお酒や食事のみで相手をもてなします。
一方、「接待」は、言い方を悪く言えば、手段を択ばないおもてなしなので違法行為もこの言葉で示すことが可能です。
「供応」の例文
・『供応を受ける』
この言葉はおもてなしを受けるという意味で、食事でおもてなしを受けたうえで、お酒が付与されています。
「供応」はお酒と食事を提供することをおもてなしとしているので、この例ではあくまで、お酒と食事のみを提供してもらっているのです。
「接待」の例文
・『違法に見える接待を受けた』
この例は、賄賂を与えるようなもてなしを受けたというもので違法なおもてなしを受けたと述べた例です。
違法である自覚があって、わいろを受け取っている場合、受け取った側も違法ですが、断っている場合違法性は薄くなり、あくまで賄賂を提示した側が違法になります。
ですが、この例では、わいろのようなものを受け取ったか受け取ってないかを記載していないので真相はわかりません。
まとめ
「供応」と「接待」については簡単に考えると違法性があるか否かです。
問題になりやすいほうが、「接待」で、こちらは賄賂のほか、恐喝という方法で相手を組み伏して自分の望みをかなえる手法です。
一方、「供応」はあくまで、心付けのようなもので日頃の感謝などを込めて相手を敬い、おもてなしをするという姿勢なので、わいろなどの違法性がある行為を取りません。
よって、「供応」は、お酒と食事を提供することのみをサービスという形でとり、「接待」については、ありとあらゆる手法で自分たちの望みをかなえるために相手をもてなすという行為になります。
だから、「接待」においては「違法接待」という言葉があり、犯罪であると定めており、「供応」においても、何度も繰り返しておもてなしをすると賄賂と変わらないという認識に当たるので、こちらも実は賄賂では?と言われるのです。
