この記事では、「野暮用」と「雑用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「野暮用」とは?
趣味や遊びとは関係のない、仕事やつきあいのいろいろな用事のことです。
また、用事の内容を具体的に言いたくないときに、つまらない用事の意も指します。
今日は休日ですが、やらなければならない仕事があるので出勤をすることにしたとします。
家族に伝えるときに「仕事ででかける」ということもできれば、この言葉を使用して表現することもできます。
仕事のことに関しては、大きなプロジェクトなど重要なことをこの言葉で表現することはほとんどありません。
この言葉にはつまらない用事という意味もあり、大きなプロジェクトはつまらない用事ではないので、このように表現しないのです。
つまらないには、たいしたことはない、取り上げるほどの価値はないという意味があります。
つまらない用事という意味でこの言葉を用いているとき、本当にたいしたことはないという意味を含めている場合もあれば、そうでない場合もあります。
本人にとって取り上げるほどの価値がないという意味ではなく、内容を具体的に知られたくないという意味合いが込められています。
「野暮用」の使い方
仕事やつきあいでの用事を指してや、用事の具体的な内容を知られたくないときに使用をします。
「雑用」とは?
「雑用」には2つの意味があります。
ひとつは、本来の仕事以外のいろいろな用事です。
本来の仕事がデータ入力だったとします。
ある人はデータ入力以外にも、お茶を淹れる、机の上を拭く、オフィスの観葉植物への水やりなどもしています。
これらは本来の仕事とは違うものです。
こういった仕事のことを指しています。
本来の仕事以外のものですが、誰かがやらなければならないものです。
たとえば、机の上を拭かなかったら、ホコリだらけになって健康に悪影響がでる心配があります。
オフィスに観葉植物があると癒しにつながります。
癒されることで仕事がスムーズに進むことでしょう。
もしも水を与えなかったら、植物は枯れてしまし、オフィスは殺伐とした雰囲気になるかもしれません。
本来の仕事以外のものでも大切なことなのです。
もう一つの意味は、こまごまとしたもの費用です。
雑費ともいいます。
「雑用」の使い方
こまごましたいろいろな仕事を指して使用します。
「野暮用」と「雑用」の違い
「雑用」はこまごました仕事のことで、つまらないものといえるかもしれません。
しかし、つまらないものという意味ではなく、こまごましたという意味です。
「野暮用」は用事の具体的な内容を言いたくない場合に用いるもので、本当につまらないとは限りません。
また、仕事やつきあいの用事の意味もあります。
「野暮用」の例文
・『野暮用で席をはずしている』
「雑用」の例文
・『雑用を押しつけられる』
まとめ
いろいろな仕事を指す2つの言葉ですが、意味合いが異なります。