「メンバー」と「リーダー」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「メンバー」と「リーダー」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「メンバー」「リーダー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「メンバー」と「リーダー」の違い

「メンバー」「リーダー」の違いについて紹介します。


「メンバー」と「リーダー」の使い方の違い

「メンバー」は、「ある集団を構成していて、自分の役割を持っている人」に対して使います。

「リーダー」は、「ある集団をまとめて、目的を達成する為に導く役割の人」に対して使います。


「メンバー」と「リーダー」の英語表記の違い

「メンバー」は英語で「member」書き、意味も日本語とほぼ同じで「チームやクラブを構成している人」という意味です。

“He is a member of the team. (彼はこのチームのメンバーです)”と言います。

日本語では単数も複数も「メンバー」を使いますが、英語では2人以上いる時には「members」と言います。

また、日常会話では「メンバー」のことを「unit」と言うこともあります。

「unit」は日本語で「ユニット」と言い、「個体」「構成単位」という意味です。

音楽などでは2人で「ユニット」と呼ばれるので混同されがちですが、英語では“How many units in your team?(あなたのチームには何人メンバーがいますか?)”などと使われます。

「リーダー」も英語由来の言葉で「leader」と書き、意味も日本語と同じです。

“He is the team leader. (彼はチームリーダーです)”と言います。

また、日常会話では「She is a head of our team. (彼女はチームの長です)”と言うこともあります。

「head」「頭」「長」という意味で、「リーダー」の意味で使われることもあります。

「メンバー」の意味

「メンバー」には以下の2つの意味があります。

1つ目は「集団を構成する人」で、チームやグループ、組織などに参加しているひとりひとりのことを言います。

その集りに参加する基準は特に定められておらず、会員として登録して資格を認められている場合もあれば、ある目的の為に自由意思で集まっていることもあります。

2つ目は「いつもそこに集まる顔ぶれ」という意味で、ある場所が気に入っていて、そこに行けばいつもいる人達のことを言います。

こちらの場合は組織や集団よりも自由度が高く、普段は全くつながりのない人達が、居酒屋やライブハウスなどで顔を合わせる時に使われます。

「メンバー」の使い方

「メンバー」は、名詞として「ある集団や組織を構成する人」に対して使われます。

会員登録が必要な場合と自由参加の場合、どちらであっても、その集りに参加していれば「メンバー」と言います。

ただし、条件により「正式メンバー」「借メンバー」などの細かいステイタスに分かれる場合もあります。

英語表記でも紹介した通り、日本語の「メンバー」は、個人にも複数人にも使われます。

メンバー同士の繋がりや関連性を表す言葉として「メンバーシップ」があります。

こちらは「個々のメンバーが、自身の役割を果たして、組織やチームに貢献すること」という意味です。

また、あるサービスでオンラインサービスなどを利用できる会員限定サイトのことを「メンバーズ」と言うこともあります。

「メンバー」を使った例文

・『彼はチームの中でも中核を担うメンバーだ』

・『彼は甲子園に出場した時のレギュラーメンバーだった』

・『今度のプロジェクトチームは優秀なメンバーばかりだ』

・『バンドメンバーを募集している』

・『いつものメンバーがお店に集まっている』

「メンバー」の類語

「スタッフ」
ある仕事を遂行する為に、それぞれの役割を担当している者のことです。

「仲間(なかま)」
ある目的を達成する為に、心を合わせて行動している人達のことです。

「チームメイト」
同じチームに所属して協力し合う人達のことです。

「メンバー」の対義語

「メンバー」には対義語はありません。

近い言葉として「ソロ」があり、「単独で何かを行う人」という意味です。

「リーダー」の意味

「リーダー」には幾つか意味がありますが、日常的に使われているのは「集団における指導者、統率者」という意味です。

組織やチームが目的を達成できる様に、皆をまとめてどの様に仕事を進めていくべきかを示す人を表します。

「リーダー」が優れていると、チームの人達がやる気を起こして、より高い目標を達成できる可能性があるのです。

「リーダー」は、組織のトップで「社長」「部長」など肩書がある人がなったり、チームの中で他の人から信頼されている人がなることもあります。

「リーダー」の使い方

「リーダー」は、名詞として「ある集団や組織をまとめて導く人」に対して使われます。

自ら名乗るのではなく、周囲から認められて初めて使われる言葉です。

また、「リーダー」としての資質や能力のことを「リーダーシップ」と言います。

「リーダーシップが発揮できる人」「リーダー」と呼ばれるのが一般的です。

「リーダー」を使った例文

・『リーダーの言うことを聞いていれば間違いない』

・『チームのリーダーを引き受けることになった』

・『リーダーシップは学んで身に付くものではない』

・『彼は入社してすぐにリーダシップを発揮した』

・『リーダーに振り回されて仕事が進まない』

「リーダー」の類語

「主導者(しゅどうしゃ)」 先頭に立って集団を統率する人のことです。

「チーフ」 組織や団体で「長」が付く立場の人ことです。

「キャプテン」 集団の長として与えられた肩書、階級のことです。

「リーダー」の対義語

「追従者(ついじゅうしゃ)」 人の言う通りに行動する人のことです。

まとめ

今回は「メンバー」「リーダー」について紹介しました。

「メンバー」「集団の構成員」「リーダー」「集団をまとめて導く役割の人」と覚えておきましょう。