この記事では、「正看護師」と「准看護師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正看護師」とは?
「正看護師」とは医師が行う診察や治療を補助したり、医師の判断に従って患者をケアする専門職です。
医師の診察によってこの患者はこういう病気や怪我をした人だからこういったケアをという指示を受けます。
ですがそれはケアの方向性を指示されることがほとんどであり、実際に現場でどのようなケアを施すかは「正看護師」が自分で判断して決めることができ、具体的なケア方法を指示されることは多くありません。
「正看護師」は厚生労働大臣が認可発行する国家資格です。
「准看護師」とは?
「准看護師」とは医師の診察や患者のケアを補助する専門職です。
なにかに次ぐという意味の准とついているように医療機関においては「正看護師」の下に位置します。
自分の判断でケア方法を決めることは許されていないので患者をケアする場面でも「正看護師」の指示が必要です。
「准看護師」も資格が必要な職業ですが都道府県の知事によって認可発行される資格であり国家資格ではありません。
「正看護師」と「准看護師」の違い
「正看護師」と「准看護師」の違いを、分かりやすく解説します。
医師の診察や治療の補助に患者のケアまで可能な専門職が「正看護師」で、その下についてケアの補助や医師の診察の補助を行うのが「准看護師」です。
ケア内容について「正看護師」は自分の判断で決められますが、「准看護師」は自分の判断で決めることが許されません。
また「正看護師」は国家資格ですが「准看護師」は国家ではなく都道府県知事によって発行される資格です。
まとめ
「正看護師」は医療現場を支えるために必要な国家資格を持った人達ですが、それだけではマンパワーが足りないのでその補助となれる人として認可を受けたのが「准看護師」とも言えるでしょう。
どちらも医療現場を支える重要な人たちですが、権限的にも資格の格的にも「正看護師」と「准看護師」の間には大きな壁があります。