この記事では、「夫婦円満」と「家内安全」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夫婦円満」とは?
夫婦の関係に調和が取れていて穏やかなことです。
夫婦とは、婚姻関係にある男女をいいます。
一般的には男女の一組を指しますが、女性と女性、男性と男性という同性の組もあります。
円満とは、物事の様子や人柄などが、程よくつり合っていて安らかなさまのことです。
こういったことから「夫婦円満」とは、婚姻関係にある者同士の間が、つり合いが取れていて安らかなさまという意味になります。
こういった状態を、365日24時間保ち続けることは難しいと感じることがあるでしょう。
喧嘩をしてしまったり、相手に対して嫌な気持ちを感じたりすることがあると思います。
調和が取れていて、穏やかな関係を保つためには、秘訣があります。
その一つが会話を大切にすることです。
会話をしなければ、自分の考えや思いは相手に伝わりません。
長年一緒に暮らしていても、テレパシーでやり取りすることは難しいです。
会話がないために誤解が生まれてしまい、それによって関係がぎくしゃくしてしまうことがあります。
きちんとお互いの気持ちを話し合えば、理解しあえることでしょう。
そのときに、相手を非難しないことが、穏やかに保つための秘訣です。
「夫婦円満」の使い方
婚姻関係にある者同士の関係が穏やかなさまを指して使用します。
「家内安全」とは?
家族の全員が病気をしないで元気なこと、家族に事故や病気がないことです。
家内には、家の中、家族という意味があります。
一緒に住んでいる人たち、共同生活をする単位をいいます。
たとえば、父、母、子の3人で暮らしているなら、父、母、子をまとめた単位が家族です。
息災には、病気がないことという意味があります。
心身に問題がなく、生活に支障がでない状態のことです。
「家内安全」の使い方
神社や寺などで祈願をするときに使うことが多いです。
祈祷をお願いするときには、専用の用紙に記入をします。
何をお願いするのかいくつか選択肢があり、その中からこの言葉を選ぶと、家族の安全などを願ってもらえます。
「夫婦円満」と「家内安全」の違い
前者は関係が良好であるといった意味です。
調和が取れていて、穏やかな状態をいいます。
また、対象となるのは婚姻関係にある男女の一組です。
後者は事故や病気がないことです。
対象となるのは男女の一組だけでなく、その親や子なども含まれます。
「夫婦円満」の例文
・『夫婦円満の秘訣を尋ねる』
・『夫婦円満な家庭』
・『夫婦円満で会話が耐えない』
・『夫婦円満で仲がいい』
「家内安全」の例文
・『家内安全をお願いする』
・『家内安全と書かれたお守り』
・『家内安全を願う』
・『家内安全が叶う』
まとめ
一方は夫婦のことで、その間柄につり合いが取れていて穏やかなことをいいます。
もう一方は生活を共にするものに事故や病気がないことです。