この記事では、「思惑通り」と「予想通り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思惑通り」とは?
思惑には意図という意味があり、意図、画策したとおりに事が進むことや予想通りという意味もあります。
自分が参加している競技で相手が予想通り動く、自分の術中にはまったような状況であれば思惑通りということができます。
会社の思惑通りという言葉では予想というよりは意図という意味合いの方がかなり強くなり、思惑通り商品がヒットしたという言葉も予想ではなく、ヒットさせようとしていることが成功したということになるでしょう。
競馬において観客であれば思惑通りという言葉はよりは予想通りという言葉になりますが、ジョッキーであれば思惑通りという言葉は使えます。
相手の動きが含まれている競技において自分の思い通りになったことに対して計算通りという言葉がありますが、意図として近いものがあるといえるでしょう。
「予想通り」とは?
こうなると前もって考えていたことがそのとおりになることという意味合いで、考えることに対して自分の意図が入らないものが基本となり、テストの問題が予想通りだったという使い方がありますが、テストの問題は回答者である自分で作るということはありません。
スポーツの勝敗に関しての予想通りという言葉は基本的に勝負をするチームの人の予想という言葉ではなく、自分ではその試合を動かすことができない立場の人ということになります。
ただしスポーツの試合の参加選手が試合内容を予想するということはあります。
とは言え、その予想を活かして自分に有利にするという点が大きく異なっている点です。
宝くじは予想は過去の傾向などで多少は可能となっていますが競馬などよりは予想通りとは行きにくい賭け事と言えるでしょう。
新製品の予想、ドラマの展開の予想など予想通りという言葉はかなり幅広いものが対象になります。
「思惑通り」と「予想通り」の違い
「思惑通り」と「予想通り」の違いを、分かりやすく解説します。
「思惑通り」と「予想通り」はともに前もって想像していたとおりに物事が運ぶという点で共通している部分はありますが、思惑通りという言葉は自分がその想像した物事を動かせる立場にいるということが挙げられ、競技の選手、商品の発売元、作品を発表する側などが当てはまります。
予想通りでは想像した物事を動かせる立場ではないと言え、スポーツの観客、ドラマや映画などの視聴者、ユーザーなどが含まれますが、思惑通りに予想通りという意味が含まれることもあります。
逆はありません。
まとめ
「思惑通り」と「予想通り」という言葉は先に想像していたことというベースが必要で時間経過、競技相手や市場の反応、気象や交通量など幅広いものが対象になります。
思惑通りという言葉は競技者など自分の意図でその想像を覆したり、想像を逆手に取ることが出来る立場でいる人が使う言葉で、予想通りという言葉は観客など想像を覆す事ができない立場や状況で使われることが多くなります。