これからの時間を表す時に使う言葉として「まもなく」と「のちほど」があります。
この二つはどのような意味の違いがあるのでしょうか。
今回は、「まもなく」と「のちほど」の違いを解説します。
「まもなく」とは?
「まもなく」とは、「ほんのわずかな間をあけてすぐ」という意味で使われる言葉です。
「まもなく」の使い方
今現在を基点にしたときにほんのわずかな「」時間だけ間を置いてすぐに訪れる未来を表します。
一般的にはわざわざ待つ必要もないほど間近な未来を指す言葉で「まもなく」と説明している間にその時が訪れるほど直近の未来に対して用いる表現です。
ただし、話している時間のスケールによって表す時間の長さに変化があるので注意が必要です。
日常会話で「まもなく」という場合は数分から数時間程度を指しますが、年間スケジュールなどある程度長い時間を基準に話している場合は数日から数ヶ月単位を「まもなく」と表現することもあります。
「のちほど」とは?
「のちほど」とは、「今ではなく後で」で使う言葉です。
「のちほど」の使い方
今ではない後の時間をさす表現で、時間割やプログラムなど時間をかたまりとしてとらえた時ときの後のかたまりを指します。
今の流れの中ではない、別の流れとして設けられる後の時間を表す言葉です。
「まもなく」と「のちほど」の違い
「まもなく」と「のちほど」の違いは「今の扱い」です。
「まもなく」は今の流れと同じ時間帯のすぐ後を指すのに対し、「のちほど」は作業や出来事が終わったその後を指すので今の流れとは別立てです。
今にかなり近いのが「まもなく」、今とはっきり離れるのが「のちほど」という違いで区別されます。
「まもなく」の例文
・『まもなく電車がやってくる』
・『まもなくオリンピックが開幕する』
「のちほど」の例文
・『その話はのちほどすることになっている』
・『のちほどでよければお会い致します』
まとめ
「まもなく」と「のちほど」はどちらもいまよりも後の時間帯を指す表現ですが時間の近さと扱い方に違いがあります。
混同しやすい言葉なのでそれぞれの意味を正しく理解しておきましょう。