大学の「ゼミ」と「研究室」は、何がどのように違うのか。
この記事では、大学の「ゼミ」と「研究室」の違いを分かりやすく説明していきます。
大学の「ゼミ」とは?
大学の「ゼミ」は、ゼミナールを略した言葉です。
大学の授業の一環で少人数の生徒が集まり、決められた分野やテーマに沿って討論や発表を行う場を指します。
基本的に大学の文系の学生が所属し、自分が所属する学科の専門分野について、より深く学ぶ場となります。
卒業論文を書くためのグループといった場合が多い大学の「ゼミ」となります。
活動頻度は、もちろん、所属する大学の「ゼミ」によって異なりますが、週に1度か月に1度程度です。
もともと、大学の「ゼミ」の場合、勉強内容は個々に任されています。
そのため、頻繁に集まる必要はありません。
大学の「ゼミ」の場合、互いの情報交換の場や教授や生徒同士のディスカッションの場。
卒業論文の添削や提出を行う場。
といったものとなります。
大学の「研究室」とは?
大学の「研究室」は、研究する場所を意味します。
理系の学生が所属し、その「研究室」で行う研究を行います。
「研究室」には、研究に必要な機材などが揃えられ、それらを使用し卒業研究に向け研究を行います。
基本的に1年を通し研究を行うものとなり、大学4年生になれば、大学にいる時間のほぼ全部の時間を「研究室」で過ごすことになります。
その頻度も多く、平日はほぼ毎日「研究室」で過ごすと言っても過言ではありません。
理系の学生の場合、3年生から4年生になると、学生生活のほぼ全部を研究室で過ごすこととなります。
実験がメインとなるため、実験内容によっては目を話すこともできず、長時間、拘束される場合もあります。
大学の「ゼミ」と「研究室」の違い
大学は、まず、文系と理系にわかれます。
そして、文系の学生が所属するのが「ゼミ」であり、理系の学生が所属するのが「研究室」といった違いがあります。
「ゼミ」では、テーマに沿ったディスカッションなどが行われ、それぞれの卒業論文に向けた指導などが行われます。
一方、「研究室」では、テーマに沿った研究が行われ、卒業研究に向けた研究を進めることとなります。
そのため、それぞれ参加する頻度にも大きな差があり、「ゼミ」の場合、多くても週に1回程度になるのに対し、「研究室」の場合は、平日ほぼ毎日のように「研究室」に足を運ぶことになります。
理由は、実験を行っているためです。
「ゼミ」の場合、その内容を自宅などで行うことも可能ですが、「研究室」で行う実験の場合は、必ず「研究室」で行う必要があり、どうしても、頻度が増えてしまいます。
まとめ
以上のような違いが、大学の「ゼミ」と「研究室」の違いです。
どちらも、基本的に大学を卒業するために必要な必須科目です。
そのため、文系の学生は必ず「ゼミ」に所属する必要があり、理系の学生は必ず「研究室」に所属する必要があります。