「練習」と「トレーニング」の違いとは?分かりやすく解釈

「練習」と「トレーニング」の違い生活・教育

この記事では、「練習」「トレーニング」の違いを分かりやすく説明していきます。

「練習」とは?

技術や学問が今よりももっと高い水準になるように、繰り返し行うことです。

何かを上達させるために大切なことは、それを何度も行うことです。

たとえば、速くスケートで滑れるようになりたいと考えたとします。

スケートをするためには、まず氷の上に立てるようにならなければなりません。

そして、立った状態で前に進めるようになる必要もあります。

人間は普段氷の上で生活をしていないので、これができるようになるためには、何度もやってみることが大切です。

赤ちゃんが歩けるようになるために、何度も転びながらも、何度も立って前に進めるようにやってみるのと同じです。

そして、氷の上に立って前に進めるようになったら、今度はスピードを出せるように何度もやってみます。

この上達のために何度もやることを指す言葉です。


「練習」の使い方

学問や技術などを向上させるために、何度も繰り返し行うことを指して使用をします。

一人で行う場合もあれば、教えてもらいながら行うこともありますが、どちらもこの言葉を使用できます。


「トレーニング」とは?

学問や技術が今よりももっと高い水準になるように、何度も繰り返し行うことです。

特に高い技術を必要とするスポーツについていいます。

また、厳しい訓練を積んで、体を鍛えることも指します。

筋肉を強く太くするためには、何度も筋肉を動かす必要があります。

ある程度の負荷をかけて同じ動作を何度も行うと、筋肉が傷つきます。

傷ついたところを修復するときに、以前よりも強く太くなります。

厳しい訓練を積んで筋肉を強くするこのことを、この言葉は指します。

また、マラソンでよいタイムを出せるように何度も走る、テニスで強くなれるように何度もラリーを行うといったことも、この言葉が指すものです。

「トレーニング」の使い方

学問や技術の水準がもっと高くなるように、何度も行うことを指して使用をします。

特にスポーツについていいます。

「練習」と「トレーニング」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

後者は特にスポーツについて使います。

たとえば、「ウエイトトレーニング」とはいいますが「ウエイト練習」とはいいません。

後者には、厳しい訓練を積んで強くするという意味もありますが、この意味は前者にはありません。

「練習」の例文

・『練習をさぼる』
・『毎日練習をしている』
・『漢字の書き取りの練習』
・『練習の後にシャワーを浴びる』

「トレーニング」の例文

・『厳しいトレーニングに耐える』
・『トレーニングを指導してもらう』
・『トレーニングによって体が鍛えられた』
・『脚を鍛えるトレーニング』

まとめ

学問や技術を上達させるために何度も繰り返し行うという意味が同じですが、使われる場面に違いがあります。

一方は特にスポーツのことについていいます。