「質問」と「愚問」の違いとは?分かりやすく解釈

「質問」と「愚問」の違い生活・教育

この記事では、「質問」「愚問」の違いを分かりやすく説明していきます。

「質問」とは?

わからないところや、真実かはっきりしないことを、相手に聞くことです。

アンケート用紙にはこれが並んでいます。

食品のアンケートのことで説明をします。

アンケート用紙には、次のような事柄が並べられていました。

「この商品をどこで知りましたか」「この商品の味をどう思いましたか」「パッケージについてどう思いますか」「使用している原料を安全だと思いますか」「購入したいと思いますか」こういったことが用紙に書かれています。

回答者がこれらについてどう思っているか、アンケートを出した方としてはわかりません。

わからないことをはっきりさせるために聞いています。

このような聞く行為がこの言葉が意味するものです。

記者会見でもこれが行われています。

「どこでその人と知り合ったのですか」「お互いどのように呼び合っているのですか」「どこがよかったのですか」などです。

聞いている方はこれらのことを知らないので、本人に聞いています。


「質問」の使い方

わからないところを聞くという意味で使用をします。

この言葉が指すわからないこととは疑問点のことです。

道がわからないから教えて欲しいと聞くことについて、この言葉を使用することは少ないです。

公の場で特に使われていますが、個人に対して行うものもいいます。


「愚問」とは?

疑問に思うところを人に聞く場合、その内容が愚かなことをいいます。

また、自分をへりくだっていう語でもあります。

何を愚かと感じるかは人それぞれです。

そのため、この言葉が意味する愚かは、そのときどきや、人それぞれによって変わります。

ベテラン写真家がいたとします。

この人はアラスカや熱帯雨林など過酷な環境に行って写真を撮った経験が何度もあります。

こういったところでの撮影はつらいでしょうが、何度も行っているのなら、その人にとって耐えられないほどのものではないと考えられます。

この写真家に対して「そういうところに行ってつらくないですか」と聞いたとします。

ベテランに対してこういったことを聞くのは愚かといえるかもしれません。

「愚問」の使い方

疑問なところを聞いて、それが愚かな内容である場合をいいます。

また、自分をへりくだっても使用します。

「質問」と「愚問」の違い

わからないところを人に聞くという意味である点は同じです。

後者には、その内容が愚かという意味も含まれています。

また、へりくだる言葉でもあります。

「質問」の例文

・『質問攻めにあう』
・『いくつかの質問をする』
・『質問に答える』
・『質問の数が多い』

「愚問」の例文

・『それは愚問だ』
・『愚問かもしれないと前置きをする』
・『愚問を投げかける』
・『愚問を発する』

まとめ

2つの言葉には、わからないことを人に聞くという意味があり、一方はそれが愚かな場合をいいます。