この記事では、「サブプライムローン」と「フラット35」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サブプライムローン」とは?
アメリカの所得が高くない層であるサブプライムという層に向けた住宅ローン制度のことで、所得に対する借り入れが50パーセント以上、過去1年間に30日間の延滞が2回以上あった、過去5年以内に破産した人という条件であっても借りることができます。
サブプライムローンを使って信用以上に土地を手に入れて土地が値上がりしたら売るということで利益を得るという目的で投資家に利用されていましたが2006年頃に不景気要因で大幅に地価が下がってしまい、ローンと安い土地が残るという不良債権化という状況になってしまう事態になってしまい、投資会社の格付けも下がっていき最終的にはリーマン・ブラザーズ倒産に追い込まれ世界的な金融危機を巻き起こしてしまいました。
「フラット35」とは?
日本の全期間固定金利型住宅ローンのことです。
35年までのローンが可能となっており、対象となるタイプの住宅の基準が設定されていることが特徴で、投資に使うことはできません。
フラット35は35年ローンの35で、金利が安く返済額が多いフラット20、返済額が最長レベルのフラット50も存在しています。
フラット35Sでは長期優良住宅などの、省エネルギー性、耐震性などが高い住宅を取得する場合に、借入金利を一定期間引き下げる制度でも最新テクノロジーの住宅を手に入れるということにも使うことができます。
金利の低いタイミングで契約すると金利が変化しないというメリットが後々活きてくるとされています。
コロナウィルス状況下による住宅ローン破綻というケースもありますが、フラット35のシステムが原因というものではないようです。
「サブプライムローン」と「フラット35」の違い
「サブプライムローン」と「フラット35」の違いを、分かりやすく解説します。
「サブプライムローン」はアメリカで使用される住宅ローンでサブプライム層という信用度が高くない層に向けられたものとなっていましたが投資にも使われるケースがあり、土地価格の下落に伴い破綻というケースも多々見られ、リーマンショックへとつながっていきました。
「フラット35」は日本の35年期間の全期間固定金利型住宅ローンのことで、投資に使うことは難しく、一世帯一軒の家ということが基本となっています。
投資に使うと不正利用となります。
金利が変動しないことが大きなメリットとなっています。
このシステムが元で特に大きな社会問題には発展していません。
まとめ
サブプライムローンはアメリカの投資にも使えた住宅ローンのことで、フラット35は日本の全期間固定金利型住宅ローンのこととなっており、日本には名称としてサブプライムローンは存在していません。
また日本には投資可能で低所得向けという住宅ローンも存在しません。