この記事では、野球用語「クローザー」と「リリーフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「クローザー」とは?
「クローザー」は「closer」と英語表記します。
「クローザー」は、「野球の試合で、最終局面の短いイニングを投げて、試合を締めくくる投手のこと。
抑えの切り札の投手」という意味があります。
「ストッパー」という別名もあります。
野球の試合では、投手に役割があります。
大きく分けると、初回から5回もしくは6回を投げ切ることを目安にしている投手である、「先発投手」、先発投手が降りた後に投げる投手である「中継ぎ投手」、さらに試合の終盤に投げる投手である「抑え投手」になります。
この抑え投手のことを「クローザー」と呼びます。
「クローザー」は試合の最終盤に投げる投手で、通常9回を任される投手になります。
例外はありますが、「クローザー」は、味方がリードしている試合のみ、マウンドに上がり、さらにリードが3点以内の時に投げます。
速球と縦の変化球を持つタイプの「クローザー」が多い傾向があります。
「クローザー」は「リリーフエース」などと呼ばれることもあり、他のリリーフ投手よりも、力量が上である場合が少なくありません。
「リリーフ」とは?
「リリーフ」は「relief」と英語表記します。
「リリーフ」は、「野球の試合で、先発投手を救援すること。
その投手のこと」という意味があります。
野球の試合は、初回から投げる先発投手が9回まで投げ切ることが少なく、継投策が取られることがほとんどです。
先発投手が相手打線に打ち込まれたとき、または球数を投げた結果、スタミナが切れたときなどに、次の投手が登板します。
この時に登場する投手を「リリーフ」と呼びます。
かつては先発投手が完投する試合が多く、7回、8回まで投げることが多かったため、「リリーフ」は、すなわち「クローザー」を指しました。
しかし、分業化が進んだ今日の野球では、「リリーフ」が数人登場する試合も少なくありません。
「クローザー」と「リリーフ」の違い
「クローザー」と「リリーフ」の違いを、分かりやすく解説します。
「クローザー」は、「野球の試合で、最終局面の短いイニングを投げて、試合を締めくくる投手のこと。
抑えの切り札の投手」という意味があります。
一方で「リリーフ」は「先発投手を救援する投手」を意味します。
「リリーフ」の役割の中に「クローザー」が含まれが、特に最終回など、最終局面だけを投げる投手を「クローザー」と呼びます。
このように、救援投手全般を「リリーフ」と呼ぶのに対して、試合を締めくくる場面で登場する投手を「クローザー」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「クローザー」と「リリーフ」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、野球の試合の終盤を楽しめるようになるかもしれません。