この記事では、「グレードアップ」と「アップグレード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グレードアップ」とは?
和製英語で、品質を上げたり、ランクを上げるという意味の言葉です。
改良やモデルチェンジに際して使われることが多い言葉でもあります。
「エンジンをグレードアップした」という言葉では馬力、トルク、排気量、燃費のいずれかは少なくとも向上していることになります。
「さらにグレードアップした」という言葉でグレードアップを繰り返したという表現をすることも可能です。
パソコンに関してはソフトウェアに関してはあまり使われる言葉ではなく、バージョンアップなどの言葉が使われます。
ハードウェアに関してはメモリを16GBにグレードアップなどという使い方は可能です。
対義語はグレードダウンとなりますが、かなり使用例が少ない言葉です。
「アップグレード」とは?
性能が向上したり、製品の格が向上することなどを指す言葉で、こちらは英語となっています。
飛行機の席をより良いものにするというときにも使われ、「エコノミーからビジネスへアップグレードする」などの使い方があります。
パソコンやスマートフォンのソフトウェアのバージョンを上げるという際にも使われる言葉で、性能向上、脆弱性の対策が取られるなどの変化があればアップグレードとなり、最新版へのアップグレードという言葉があります。
アップデートという言葉以上に性能向上の意味合いが強い言葉です。
逆の意味ではダウングレードとなり、windows11をwindows10にするなどが当てはまります。
積極的に行うものではなくかなり緊急的な措置であることが多いと言えるでしょう。
「グレードアップ」と「アップグレード」の違い
「グレードアップ」と「アップグレード」の違いを、分かりやすく解説します。
グレードアップとアップグレードは品質向上、性能向上、より豪華になるなどと言った意味合いで共通していますが、グレードアップは和製英語、アップグレードは英語という大きな違いがあり、パソコンやスマートフォンのソフトウェアはアップデートという言葉が主に使われます。
グレードアップという言葉を使う場合は、一般用からプロ用のような、同一銘柄でより多機能で高額にするという場合で見られます。
グレードアップはさらに「グレードアップした室内」という使い方ができますがアップグレードではあまりそういった表現は見られません。
飛行機のシートのクラスを上げることもアップグレードと言います。
まとめ
グレードアップは和製英語として使われていますが使い勝手がよく、性能向上、より豪華になった際などの説明に使われます。
アップグレードもグレードアップに意味が近いのですが、グレードアップという言葉がすでに普及していることもあり、パソコンのアプリケーションのバージョンが上がること、飛行機の座席のクラスを上げることなどに使われていますが、グレードアップという言葉を塗り替えるほどには使われていません。