「凛々しい」と「勇ましい」の違いとは?分かりやすく解釈

「凛々しい」と「勇ましい」の違い生活・教育

この記事では、「凛々しい」「勇ましい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「凛々しい」とは?

「凛々しい」「りりしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「非常に賢い」という元の意味で、頭が良く判断力があることです。

2つ目は「表情や動作などがきりっと引き締まっていること」という意味で、緊張感があっていかにも頭がキレそうに見える様子のことです。

3つ目は「力強く頼り甲斐がある様子」という意味で、意思の強さや気合を感じて頼もしい様子のことです。

4つ目は「気品があり、清らかで美しい様子」という意味で、洗練された美しさがある様子のことです。

上記に共通するのは「引き締まっている」という意味です。


「凛々しい」の使い方

「凛々しい」は形容詞として使われたり、副詞として「声が凛々しく響く」などと使われたり、名詞として「凛々しさが伝わる」などと使われます。

基本的に、表情や動作などがきりっと引き締まっている様子や、気品があり美しい様子に使われる言葉です。


「勇ましい」とは?

「勇ましい」「いさましい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「勢いがあり、危険や困難に恐れず立ち向かう様子」という意味で、必ず打ち勝つという強い意志を持って困難に立ち向かうことです。

2つ目は「大胆で活発な様子」という意味で、豪快で無謀な行為をすることに対する皮肉です。

3つ目は「活気にあふれて人を力づける様子」という意味で、それを見聞きした人が奮い立つような雰囲気のことです。

4つ目は「積極的な気持ちになる」という意味で、それに対して前向きな姿勢になることです。

上記に共通するのは「力強く勢いがある」という意味です。

「勇ましい」の使い方

「勇ましい」は形容詞として使われたり、副詞として「勇ましく立ち向かう」などと使われたり、名詞として「勇ましさを感じる」などと使われます。

基本的に、勢いがあり、危険や困難などに恐れず立ち向かう様子や、活気にあふれて人を奮い立たせる様子に使われる言葉です。

「凛々しい」と「勇ましい」の違い

「凛々しい」「表情や動作などがきりっと引き締まっている様子」「気品があり美しい様子」という意味です。

「勇ましい」「勢いがあり、危険や困難などに恐れず立ち向かう様子」「活気にあふれて人を奮い立たせる様子」という意味です。

「凛々しい」の例文

・『試合で先輩の凛々しい姿に憧れる』
・『彼女は凛々しい瞳をした男前美人だ』
・『警察官は制服を着ていると皆凛々しく見える』
・『彼等が表彰された時の凛々しい表情が忘れられない』

「勇ましい」の例文

・『ヒーローは常に勇ましくあってほしい』
・『まるで探検にでも出かける様な勇ましい格好で現れる』
・『勇ましい応援歌を聞いて心が奮い立つ』
・『彼らの勇ましい戦いぶりは歴史に残る』

まとめ

今回は「凛々しい」「勇ましい」について紹介しました。

「凛々しい」「きりっと引き締まっている」「勇ましい」「勢いがあり恐れず行動する」と覚えておきましょう。