この記事では、「顎クイ」と「壁ドン」の違いを分かりやすく説明していきます。
見分けをつけていきましょう。
「顎クイ」とは?
顎クイ(あごくい)とは、男子が女子のあごを片手で持ち上げる仕草のこと。
恋愛ドラマや少女漫画で描かれることが多い、王道のハッピースタイルです。
親指と人さし指でかるい輪っかをつくって、相手のあご先に触れることから「顎をクイッと引き上げる」すなわち「顎クイ」が生まれました。
ワイルドに彼女の顔を引き寄せるため、男らしさが感じられるポーズになっています。
少女漫画ではヒロインが顎クイをされると、小さな恋が始まるシグナルになっています。
見ている方も思わず汗を握ってしまう、ドラマティックなシーンです。
映画やドラマでは見せ場として描かれるので、ラストシーンに収まることが多いです。
「壁ドン」とは?
壁ドン(かべどん)とは、男子が黒板や壁に片手をおいて、女子の顔を覗き込むアクションのこと。
心臓のドクドク感が伝わりそうな、かなり至近距離のポーズです。
まるで空手のように、壁をドンと叩く仕草から「壁ドン」が生まれました。
今でこそ少女漫画の鉄板演出になっていますが、もともとは恋愛とは関係のないところから生まれた言葉です。
壁ドンは集合住宅に暮らしている住民が、となりの部屋に「静かにしてほしい」という意思表示で壁をドンドンと叩く姿からやってきた言葉です。
成り立ちを知ってしまうとギョッとしますが、現在では壁ドンというと恋愛ドラマの胸キュンシーンを指します。
夢見る女の子なら1度はされてみたい、憧れの王子さま演出です。
「顎クイ」と「壁ドン」の違い
どちらも似ています。
「顎クイ」と「壁ドン」の違いを、分かりやすく解説します。
・壁のない「顎クイ」壁がある「壁ドン」
顎クイは女子の顔を、男子がクイっと持ち上げること。
おてんばな女の子をなだめる時、あるいはキスする時の前ふりとして使います。
そして壁ドンは男子が女子の背後に手を添えて、顔をじっと見つめるポーズです。
このとき状況によっては、顎クイもミックスされます。
右手で黒板をドンと押して、左手で顎をクイっと持ち上げる高度な技になります。
より臨場感が出てワイルドな雰囲気になるので、学園系のドラマでよく使われています。
「顎クイ」と「壁ドン」の大きな違いは、後ろに壁があるか無いかです。
壁がなくて片手であごを持ち上げているシーンは「顎クイ」。
後ろに黒板や壁や木があって、片手でおさえているなら「壁ドン」です。
背景がどう描かれているかチェックしながら、鑑賞していくと面白いです。
少女漫画の王道ポーズにはこの他にも「頭をポンっとこずく」シーンや「よしよしと頭をなでる」シーンも出てきます。
どちらも乙女心をくすぐります。
まとめ
「顎クイ」と「壁ドン」の違いを分かりやすくお伝えしました。
顎クイとはあごをつかんで、クイっと持ち上げる仕草です。
そして壁ドンは片手で壁をドンっと押して、顔を見つめるポーズをいいます。
どちらも少女漫画の鉄板パターンです。