この記事では、「整える」と「整理する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「整える」とは?
まとまっていないところがないように、形をきちんとするという意味です。
ぐちゃぐちゃと秩序のとれていない状態にならないように、まとまりを持った状態にすることをいいます。
服装のことで説明をします。
寝癖がない、シャツにアイロンがかけられている、衣服に汚れがない、シャツのボタンを上までとめている、こういった様子からは乱れているところを感じられません。
このような、乱れのない状態にすることを意味しています。
これとは反対の状態は、寝癖がついている、シャツにシワができている、衣服に汚れがついている、ボタンをだらしなく開けているといった状態です。
これらを直そうとしないさまは、この言葉が意味するものとは反対になります。
今度はクッキーを作るときのことで説明をします。
クッキーの生地ができあがったら、焼けやすいように形を作ってオーブンに入れます。
このときにスプーンで形を作ったとします。
スプーンで形を作ると、生地がぐちゃっとスプーンにくっついて、形がぐちゃぐちゃとしてしまうことがあります。
これでは、まとまりのあるきちんとした状態ではありません。
こうならないように、きちんと丸くしたり、平らにしたりすることが、この言葉が意味しているものです。
「整える」の使い方
乱れたところがないように形をきちんとするという意味で使用をします。
特に形についていいます。
「整理する」とは?
「整理する」の主な意味は2つです。
ひとつは、まとまりのない状態をきちんとするです。
机の上に資料が散乱していたとします。
資料の向きはバラバラで、どこに何があるのかわからない状態です。
この状態はまとまりのない状態だといえます。
これを、内容事にまとめたり、向きをそろえたりすれば、きちんとした状態になることでしょう。
どこに何があるのか、わかりやすくもなります。
このようにきちんとさせることを意味しています。
もう一つの意味は、余計なものや要らないものを処分する、後で面倒な問題が起こらないように始末をつけるです。
家の中のことで説明をします。
家には引き出物でもらった食器、近所の人がお土産でくれた置物、実家から送られてきた衣服など、さまざまなものがあります。
これらはどれも使っていない不要なものです。
持っていても何にも役に立たないし、家の中がごちゃごちゃとしてしまうので捨てることにして、家の中がすっきりとした状態になりました。
このような、要らないものを捨てることを意味しています。
「整理する」の使い方
まとまりのある状態にする、不要なものを扱いを決めて始末をつけるといった意味で使用をします。
「整える」と「整理する」の違い
きちんとした形にするという意味が同じです。
後者には、必要のないものに始末をつけるという意味もあります。
まとめ
きちんとした形をするという意味が同じです。
一方には、物や問題に始末をつけるという意味もあります。