この記事では、「制度信用取引」と「一般信用取引」の違いを分かりやすく説明していきます。
取引にまつわる語句を学びましょう。
「制度信用取引」とは?
制度信用取引とは、取引所が主体となって定めている取引のこと。
返済期限がおよそ半年で、賃借取引ができるものを制度信用取引といいます。
制度信用取引のメリットは、安定した取引がしやすいこと。
あつかう銘柄は取引所が決めているので、リスクのある要注意銘柄は少なくなっています。
ただ返済期限が6か月と制限されているため、長期的に取引をおこないたい方には少々物足りないこともあります。
半年以内に利益をあげたい方、取引所主体の安心な取引をしたい方に、制度信用取引は向いています。
「一般信用取引」とは?
一般信用取引とは、証券会社が主体となって動かしている取引のこと。
どの銘柄を扱うのかなど、細かいルールは証券会社が決めています。
そのため他の取引に比べて自由になっていて、返済期限の縛りがゆるいという特徴もあります。
有名な銘柄からマニアックな銘柄まで、幅広い種類に投資できるメリットもあります。
また返済期限が長いので、長期の投資をおこないたい方にも向いています。
一般信用取引は証券会社のカラーが出やすく、楽しみながら取引をおこなっていけます。
選択肢のひとつに揃えておくと、いい取引に繋がっていけます。
「制度信用取引」と「一般信用取引」の違い
それぞれ株取引における、取引方法です。
「制度信用取引」と「一般信用取引」の違いを、分かりやすく解説します。
・ルールがある制度信用取引、自由な一般信用取引
「制度信用取引」は取引所が主体となっておこなう、株取引です。
そして「一般信用取引」は証券会社と投資家が自由にルールを決められる株取引です。
制度信用取引では上場している銘柄やリスクの少ない銘柄など、ある条件をクリアした銘柄のみ取り扱われています。
反対に一般信用取引では多くの銘柄にチャンスを与えるために、そうした厳格なルールを設けていない所が多いです。
また制度信用取引では6か月という、短い返済期限が設けられています。
対して一般信用取引の返済制限は、おおよそ3年です。
そのため短期から長期まで、自由に投資できるのが一般信用取引になります。
気になる金利ですが制度信用取引は安く、一般信用取引の方が割高になっています。
ただ制度信用取引の場合は、株式の状況によっては逆日歩を支払わなければいけないという注意点もあります。
逆日歩は一般信用取引にはない料金なので、この点もおさえておくと良いです。
まとめ
「制度信用取引」と「一般信用取引」の違いを分かりやすくお伝えしました。
制度信用取引は取引所が主体となった取引をあらわします。
そして一般信用取引は証券会社主体の、自由な取引をいいます。
銘柄が限られているのが制度信用取引、多いのが一般信用取引です。
投資スタイルにあわせて選んでいきましょう。
