「開く」と「空く」の違いとは?分かりやすく解釈

「開く」と「空く」の違い生活・教育

この記事では、「開く」「空く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「開く」とは?

「開く」「あく・ひらく」と読み、「あく」と読む場合意味は以下の通りです。

1つ目は「仕切りや覆いなどが取り除かれること」という意味で、仕切られていたものが動かされてなくなり、中が見えたり入れる様になることです。

2つ目は「店舗の営業が始まる」という意味で、お店の営業が始まる時間帯になることです。

3つ目は「選挙で開票が始まること」という意味で、選挙の集計作業が始まることです。

4つ目は「閉じていたものが自ら解放されること」という意味で、閉まっていたものが開くことです。

上記に共通するのは「外側との隔たりがなくなる」という意味です。


「開く」の使い方

「開く」は動詞として「開く・開いた・開けた」と使われたり、副詞として「開けて中を調べる」などとつ使われたり、名詞として「開きの悪いドア」などと使われます。

基本的に、「あく」と読む場合、仕切りや覆いなどが取り除かれて中が見えることや、閉じていたものが開かれることに使われる言葉です。


「空く」とは?

「空く」「あく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ぽっかりと穴ができる」という意味で、ふさがっているところに穴ができることです。

2つ目は「そこにあった物がなくなり、空間ができる」という意味で、今までその場所を占めていたものがなくなり、何もない状態になることです。

3つ目は「ものとものとの間隔が広がる」という意味で、空間や空白などに余裕ができることです。

4つ目は「器の中のものが全て他に移される」という意味で、容器の中にあったものがなくなることです。

5つ目は「用が済んで当分使わなくなる」という意味で、仕事や用事が終わり、暇になることです。

上記に共通するのは「空間ができる」という意味です。

「空く」の使い方

「空く」は動詞として「空く・空いた・空けた」と使われたり、副詞として「席を空けておく」などと使われたり、名詞として「部屋に空きがある」などと使われます。

基本的に、ある場所に穴ができることや、その場所を占めていたものがなくなり空間ができることに使われる言葉です。

「開く」と「空く」の違い

「開く」「あく」と読む場合「仕切りや覆いなどが取り除かれて中が見えること」「閉じていたものが開かれること」という意味です。

「空く」「ある場所に穴ができること」「その場所を占めていたものがなくなり空間ができること」という意味です。

「開く」の例文

・『向かいの家の窓が開く』
・『チャイムを鳴らしていないのにドアが開く』
・『近所のスーパーは朝9時から開く』
・『硬かったビンの蓋がやっと開く』

「空く」の例文

・『ストレスが溜まって胃に穴が空く』
・『フードコートで席が空くまで経って待つ』
・『ビール瓶50本があっという間に空く』
・『週末は特にすることもなく身体が空く』

まとめ

今回は「開く」「空く」について紹介しました。

「開く」「仕切りや覆いがなくなる」「空く」「何もなくなる」と覚えておきましょう。