この記事では、「グローバル」と「インターナショナル」と「ユニバーサル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グローバル」とは?
世界的規模であるという意味の言葉で、家電メーカーや自動車メーカーはグローバル展開している代表的な例と言えます。
インターネットサイト自体はグローバルとも言え、サイト自体は日本では日本語と英語に対応している必要はあるといえるでしょう。
グローバルサイトという概念ではその会社の各国のホームページに飛べるサイトという意味になります。
自動車のグローバル化という言葉はありますが、実情としては最大の市場に合わせる(アメリカ寄りもしくは中国寄り)になっていく方向になり、サイズの大型化などが結果として現れています。
なお、軽自動車はグローバルではありません。
マンガではない雑誌などもグローバルではない商品の代表例で、グローバル化自体それほど求められているとは言えません。
ラジオ、テレビ番組も同様と言えるでしょう。
「インターナショナル」とは?
自国から見て国際的、国際間のという意味で、それほど国際的ではない企業でも意気込みとしてインターナショナルと付けているケースは多々見られます。
グローバルという言葉よりは言葉として広く使われていますが、意味合いの範囲としてはグローバルの方がインターナショナルよりも広いと言えるでしょう。
日本のインターナショナルスクールでは国際語と言える英語で授業を展開しています。
日本のインターナショナル企業は海外に拠点をおいた場合、外国人を積極的に登用するものの社長は日本人、日本のグローバル企業は海外に拠点をおいた場合社長が外国人であるという見方もありますが、法律などの厳密な定義ではなく、グローバル企業でも日本人が社長になるケースもあります。
「ユニバーサル」とは
宇宙的な、世界的な、万能なという意味と、普遍的なという意味そこから誰でもという意味も含まれ、ユニバーサルデザインという言葉は誰でも問題なく苦労なく使えるデザインを目指したものとなっています。
意味合いの広さの割には企業名ではユニバーサル・スタジオなどの使用例もあるものの、インターナショナルほど使われている言葉ではありません。
なお、ユニバーサルジョイントは軸の回転を角度を変えて伝えるために使用される継ぎ手部品という意味で、万能という意味合いが近いと言えますが国際的なジョイント規格という意味まではありません。
「グローバル」と「インターナショナル」と「ユニバーサル」の違い
グローバルは地球規模、インターナショナルは自国から見て国際間という意味、ユニバーサルは宇宙的という意味や万能、誰にでも使えるなどの意味があり、言葉としてはインターナショナルが日本では広く使われていますが企業名のケースが多いです。
グローバル化、インターナショナル化は国際かと言ったニュアンスでは意味はかなり近く、ユニバーサル化という言葉は誰にでも使えるという方向で使われています。
まとめ
グローバルは地球規模、インターナショナルは国際的、ユニバーサルは宇宙的という意味合いもありますが、日本ではユニバーサルはそれほど宇宙的なイメージでは使われておらず、ユニバーサルデザインでの意味合いが今後も広まっていくと考えられます。
インターナショナルとグローバルは日本ではグローバルの方が新しい概念と言えます。