睡眠は人間にとって最も重要なイベントとの一つと言っても良いでしょう。
人間は睡眠無しでは生きて行けません。
では、良い睡眠とはどんなものでしょうか。
睡眠で大切なのは長さではなくで、深さと質です。
睡眠の深さや質を表現する上でよく使われる言葉が「爆睡」、「熟睡」、「安眠」です。
この記事では、「爆睡」と「熟睡」と「安眠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「爆睡」とは?
「爆睡」とは、「爆レベルの睡眠」という意味です。
「爆」は、現在では一般的な接頭辞として広く認知されていますが、元々は俗語です。
大きさや甚だしさを表す言葉の一つとして使われており、「小」「中」「大」の順に大きくなり、その上が「爆」です。
つまり、「最も大きなレベルの睡眠」あるいは、「最も深いレベルの睡眠」です。
例えば、「昨日はうちに帰って爆睡した」と言えば、「寝たら2度と起きないくらい深い睡眠」という意味になります。
英語では「deep sleep」というところでしょうか。
「熟睡」とは?
「熟睡」とは、どういう意味でしょうか。
「熟」は、「完熟」や「成熟」に使われるように「熟した」という意味であり、別の言葉でいえば「十分に」となります。
パーセンテージで言えば「ほぼ100%」と言っても良いでしょう。
ということは、「熟睡」は「十分に睡眠を取る」、「ほぼ100%の睡眠を取る」という意味になります。
英語では、「good sleep」が、ニュアンスとしては近いでしょう。
「安眠」とは?
「安眠」とは、簡単に言えば「安らかな睡眠」です。
「安らかな」とは、睡眠のレベルに関してはある程度必要ですが、それよりも「外部から起こされることがない」、「安心である」睡眠です。
英語では、「sound sleep」が一番近い表現でしょう。
この「sound」は音ではなく「安らかな」という意味です。
「爆睡」と「熟睡」と「安眠」の違い
この3つの言葉は、「よく眠る」という意味では違いは無いのですが、睡眠の深さと質のレベルに違いがあります。
深さのレベルで言えば「安眠」、「熟睡」、「爆睡」の順に深くなります。
質のレベルで言えば、一般的には「熟睡」、「爆睡」、「安眠」の順に良くなりますが、「安眠」以外の2つは、あまり質のニュアンスを持つ言葉ではないので、厳密な順位はつけられません。
また、「爆睡」という言葉は、俗語という認識が強い世代も居るので、改まった席で使用すると失礼になる可能性があることに気をつけなければいけません。
まとめ
この記事では、「爆睡」と「熟睡」と「安眠」の違いを分かりやすく説明してきました。
それぞれの違いはご理解いただいたでしょう。
しかし、日常生活のおいて、重要なイベントである睡眠を表現する言葉は、これだけではなく他にもたくさんあります。
例えば、「一睡」「睡魔」「昏睡」「眠気」「催眠」「仮眠」などは全て、眠りに関係する行為を表すものです。