「ねだる」と「せがむ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ねだる」と「せがむ」の違い生活・教育

この記事では、「ねだる」「せがむ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ねだる」とは?

「ねだる」の意味は以下の通りです。

1つ目は「甘えたり、無理に頼んだりして欲しいと求めること」という意味で、相手と親密な関係にあり、欲しい物がある時に、相手に対してなれなれしい態度でしきりに欲しがることです。

2つ目は「難癖をつけて要求する」という身で、不満や文句を言って金品を要求することです。

3つ目は「いつまでも文句を言う」という意味で、機嫌を損ねてぐずぐず文句を言うことです。

上記に共通するのは「あれこれ言って欲しがる」という意味です。

「ねだる」「強請る」と書きますが、「ゆする」「たかる」「もだる」とも読む為に、一般的には平仮名表記されることが多くなります。

「強請る」は当て字であり、語源ははっきりしていません。


「ねだる」の使い方

「ねだる」は動詞として「ねだる・ねだった」「ねだられる・ねだられた」などと使われたり、副詞として「親に強請って買ってもらう」などと使われたり、名詞として「おねだり」などと使われます。

基本的に、親しい相手に対して甘えたり強く頼んだりして、欲しいと請い求めることを表す言葉で、物や行為どちらにも使えます。


「せがむ」とは?

「せがむ」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ある行為をしつこく要求する」という意味で、親しい関係にある人に対して、ある行動をする様に何度も催促することです。

2つ目は「ある行為をしつこくお願いする」という意味で、相手に対してある行動をする様に何度もお願いすることです。

3つ目は「責めて苦しめる」という意味で、人を非難して、強く責めることです。

上記に共通するのは「しつこく言い寄る」という意味です。

「せがむ」の使い方

「せがむ」は動詞として「せがむ・せがんだ」「せがまれる・せがまれた」と使われたり、副詞として「相手にせがんで値引きしてもらう」などと使われます。

基本的に、ある行為をしつこく要求したり、お願いすることに使われる言葉です。

「ねだる」と「せがむ」の違い

「ねだる」「親しい相手に対して甘えたり強く頼んだりして、欲しいと請い求めること」という意味です。

「せがむ」「ある行為をしつこく要求したり、お願いすること」という意味です。

「ねだる」の例文

・『パパ活の相手にブランドバックが欲しいとねだる』
・『子供がクリスマスプレゼントにゲーム機が欲しいとねだる』
・『彼女がそろそろ婚約指輪が欲しいとねだる』
・『祖父母に子供のランドセルを買って欲しいとねだる』

「せがむ」の例文

・『妻にお小遣いを上げてくれる様にせがむ』
・『息子にせがまれてとうとう車を買ってやる』
・『公園で小さな子供が母親に抱っこをせがむ』
・『上司に早く書類を承認してくれるようせがむ』

まとめ

今回は「ねだる」「せがむ」について紹介しました。

「ねだる」「甘えて欲しがる」「せがむ」「しつこく言い寄って頼む」と覚えておきましょう。