「半ば」と「中ば」の違いとは?分かりやすく解釈

「半ば」と「中ば」の違い生活・教育

この記事では、「半ば」「中ば」の違いを分かりやすく説明していきます。

「半ば」とは?

「半ば」はなかばと読み、「道半ば」という言葉もあることから、中間や途中であるという意味です。

半というのが半分という意味なので、半分ばかりを過ぎたという意味が「半ば」です。


「中ば」とは?

この言葉は、実は日本語としては不成立なうえ、辞書などにも記載がなく、「半ば」という言葉を誤って記載したものです。

というのも、中という言葉は、なかと読むため、「半ば」と同じひらがなに直した場合、漢字で書くとどうだったっけ?という間違いから生まれたものだと推測します。

なお、パソコンでは、「中場」という形で表示されますので、こちらも誤りで物事の途中だという場合は、「半ば」が正しいです。


「半ば」と「中ば」の違い

両者の違いは、「半ば」が正しい日本語で、「中ば」は、「半ば」の誤りであるという違いです。

おそらくですが、両者は読み方がひらがなにおいては、なかばで漢字の変換において間違ってしまったのが「中ば」であると思われます。

おそらくは、パソコンの文字変換機能において、どっちだっけということから生まれた間違いが、「中ば」「中ば」を間違いだと認識しないまま使用している人がいるがゆえ、「中ば」という言葉が存在するという認識なのだと思われます。

「半ば」の例文

・『帰宅の帰路は道半ばほどを過ぎる』
この例は、自宅に帰る道筋の半分を過ぎたという例です。

「半ば」が物事の半分で、指し示す物事は帰宅の帰路です。

「中ば」の例文

・『自宅への帰り道は中ばほどを過ぎた』
この例は、一応意味は通じるようになっていますが、「半ば」ではなく、「中ば」となっていることから、誤って日本語を使用しているケースになります。

「中ば」という言葉は辞書にもなく、おそらく「半ば」という言葉を誤って使用していると思われ、小説などであれば、間違って日本語を使用したままになります。

まとめ

「半ば」「中ば」については、パソコンなどの文字変換機能において半という部分と中という部分が同じ読みであるがゆえ、どっちだったかが分からないまま使用され続けたことにより、間違いが間違いではなく、事実であるように変化したものだと予想されます。

日本語には打ち間違いというもので、間違っている言葉でも一応内容が伝わるため、間違いであることが分からないことが多いです。

「なかば」という単語がまさに間違いであることが認識されにくい問題で、「半ば」「中ば」は、読みが同じであるため間違っているほうを使用している人物も多く一応意味においては、半分あたりという意味で解釈されますが、おそらく第3者に指摘されても間違いであると認識しない可能性もあり得ます。

というのも、第3者も間違って認識していた場合、集団で間違いを正しいと認識することがあるのが人間なので、間違っているという認識を持った人間がいて初めて間違いが指摘できるのでこの両者の問題は間違いがあり何故間違っているかを正しく説明できる人物が必要な案件です。