「とどまる」と「残る」の違いとは?分かりやすく解釈

「とどまる」と「残る」の違い生活・教育

この記事では、「とどまる」「残る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とどまる」とは?

「とどまる」「止まる・留まる・停まる」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「進行していたものが停止する」という意味で、先に進んでいたものがそこで止まることです。

2つ目は「同じ地位や立場にそのまま動かずにいる」という意味で、ある地位にそのまま居続けることです。

3つ目は「ある場所に滞在する」という意味で、連続してある場所で過ごすことです。

4つ目は「そこを立ち去らずに居続ける」という意味で、下で紹介する「残る」と同じ意味です。

5つ目は「ある範囲や限度を越えずにいる」という意味で、ある範囲内でおさまることです。

上記に共通するのは「先に進まずそこに居続ける」という意味です。


「とどまる」の使い方

「とどまる」は動詞として「とどまる・とどまった」と使われたり、副詞として「その地にとどまって一生を終える」などと使われます。

基本的に、進んでいたものが停止することや、ある地点や立場を去らずにそのまま居続けることに使われる言葉です。


「残る」とは?

「残る」「のこる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「去らずにその場に居続ける」という意味で、他の人がいなくなった後にもそこに居続けることです。

2つ目は「とり除いたり消費したりしてもなくならないこと」という意味で、必要分使ったり取り去ったりしてもまだあることです。

3つ目は「消えないであり続ける」という意味で、完全になくならずに後から分かることです。

4つ目は「後世に伝わる」という意味で、時代が変わっても消えずに伝わっていくことです。

上記に共通するのは「なくならずにあり続ける」という意味です。

「残る」の使い方

「残る」は動詞として「残る・残った」「残される・残された」と使われたり、副詞として「残って作業する」などと使われたり、名詞として「残りが少ない」などと使われます。

基本的に、皆がいなくなっても去らずにその場に居続けることや、終わってもなくならずにそこにあり続けることに使われる言葉です。

「とどまる」と「残る」の違い

「とどまる」「進んでいたものが停止すること」「ある地点や立場を去らずにそのまま居続けること」という意味です。

「残る」「皆がいなくなっても去らずにその場に居続けること」「終わってもなくならずにそこにあり続けること」という意味です。

「とどまる」の例文

・『涙がとどまることなく溢れてくる』
・『今の役職にとどまることを決意する』
・『医療スタッフはしばらく被災地にとどまる』
・『今回はコメントを発表するにとどまる』

「残る」の例文

・『倒産後も会社に残って残務処理する』
・『式典が終わった後に引き出物が幾つか残る』
・『彼の言葉が今でも耳に残る』
・『これは正に歴史に残る快挙だ』

まとめ

今回は「とどまる」「残る」について紹介しました。

「とどまる」「進まずに居続ける」「残る」「なくならずそこに居続ける」と覚えておきましょう。