この記事では、「デスメタル」と「ヘヴィメタル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「デスメタル」とは?
「デスメタル」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ボーカルが太い声でシャウトする唱法で、メロディーラインに変化が少ないロック」という意味で、ボーカルが力強く歌詞を叫ぶメロディーのハードロックのことです。
2つ目は「曲の展開に泣きやクラシックなどの要素がなく、リズムで押し通す構成のロック」という意味で、泣きのメロディーやクラシカルで様式美系の展開がなく、激しいリズムで構成されるハードロックのことです。
3つ目は「観客がモッシュするタイプのロック」という意味で、観客が全員輪になってぐるぐる回る「モッシュ」というスタイルのハードロックです。
「デスメタル」の使い方
「デスメタル」は、下で紹介する「ヘヴィメタル」のジャンルの一つで、元は「死・死体・地獄」などがテーマの歌詞が多かったことから名づけられました。
基本的に、ボーカルが野太い声でシャウトしながら歌い、ゴリゴリとしたリズムで押し通し、観客が円を描いてぐるぐる走り回る「モッシュ」をするスタイルのロックに使われる言葉です。
「ヘヴィメタル」とは?
「ヘヴィメタル」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ボーカルがハイトーンやハイシャウトを取り入れた唱法のロック」という意味で、男性でも高音で歌う傾向のあるハードロックのことです。
2つ目は「曲の展開に泣きやクラシックなどの要素があり、ドラマチックな構成のロック」という意味で、ギターソロに泣きのメロディーがあったり、キーボードソロがあったり、クラシックの要素が混ざっていたりなど、劇的な展開のハードロックです。
3つ目は「メンバーの見た目がカラフルなファッションのロック」という意味で、金髪のロングヘアーや、赤のレザーなど、色味が多いファッションのハードロックです。
4つ目は「観客がヘドバンするタイプのロック」という意味で、観客がその場で首を激しく振る「ヘドバン(ヘッドバンキング)」といういスタイルのハードロックです。
「ヘヴィメタル」の使い方
「ヘヴィメタル」は「ハードロック」とも呼ばれ、重金属の様に重いサウンドをしていることから名づけられました。
ただし、日本では派生して、見た目が派手でファッショナブルなロックバンド全体に使われています。
基本的に、ギターソロやキーボードソロがあり、泣きのメロディーが入り、ボーカルがハイトーンで歌い、観客はその場でそれぞれが頭を激しく振る「ヘドバン」をするスタイルのロックに使われる言葉です。
「デスメタル」と「ヘヴィメタル」の違い
「デスメタル」は「ボーカルが野太い声でシャウトしながら歌い、ゴリゴリとしたリズムで押し通し、観客が円を描いてぐるぐる走り回る’モッシュ’をするスタイルのロック」という意味です。
「ヘヴィメタル」は「ギターソロやキーボードソロがあり、泣きのメロディーが入り、ボーカルがハイトーンで歌い、観客はその場でそれぞれが頭を激しく振る’ヘドバン’をするスタイルのロック」という意味です。
まとめ
今回は「デスメタル」と「ヘヴィメタル」について紹介しました。
「デスメタル」は「メロディーがない」、「ヘヴィメタル」は「メロディーがある」と覚えておきましょう。