この記事では、「山羊」と「羊」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「山羊」とは?
「山羊」は「やぎ」と読みます。
「山羊」は「ウシ科ヤギ亜科ヤギ属の動物の総称のこと」という意味があります。
英語では「goat(ゴート)」になります。
「山羊」は野生のものと、家畜のものに分けることができます。
家畜の「山羊」は、おとなしく、どちらかと言えば穏やかな動物というイメージがあります。
チーズを作ったり、乳を飲むための、乳用種や、毛を刈るための毛用種、肉用種などに分化していて、数百種類に及ぶと言います。
遊牧民にとっては、重要な家畜の一つとなっています。
一方で、野生の「山羊」は、とても俊敏な動きを見せ、行動範囲も広い動物です。
山岳地帯の岩場は「山羊」の生息地となっていて、ロッククライミングで登るような急角度な斜面でも、「山羊」は軽々と登ることができます。
頭に生えた大きな角は、縄張り争いの時などに使用します。
また、「山羊」は紙を食べるというイメージがありますが、食べていい紙は、楮やミツマタなど、植物を原材料にしている和紙だけで、有害な薬品を含む西洋の紙は、食べると死に至るとされているため、与えることは禁じられています。
「羊」とは?
「羊」は「ひつじ」と読みます。
「羊」は、「ウシ科ヤギ亜科ヒツジ属の動物の総称のこと」という意味があります。
「羊」は、家畜の一つとして知られていて、「羊毛(ようもう)」と呼ばれる、縮れた毛を刈り取ることが目的となっています。
品種によって、角を持つもの、持たないものがいます。
主に草を食べますが、樹皮や花なども食べることができます。
また、水平に細い瞳孔を持つという特徴があり、その結果、優れた周辺視野を獲得しています。
視野は270度から320度となっているため、振り向くことなく、自分の周囲のほとんどを見ることができます。
さらに「羊」は群れたがる性質を持つため、群れからはぐれると、強いストレスを感じます。
先頭にいる「羊」を追いかける性質があるため、家畜として飼育しやすいとされています。
「山羊」と「羊」の違い
「山羊」と「羊」の違いを、分かりやすく解説します。
「山羊」は「ウシ科ヤギ亜科ヤギ属の動物の総称のこと」を意味し、「羊」は、「ウシ科ヤギ亜科ヒツジ属の動物の総称のこと」という意味があります。
どちらも家畜として親しまれている動物という共通点があります。
ただし、「山羊」と「羊」は、動物としての種類に違いがあります。
また、「山羊」は、山岳地帯を自由に走り回れるという特徴があるのに対して、「羊」は、羊毛と呼ばれる体毛が多いという特徴があるという違いがあります。
まとめ
「山羊」と「羊」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
「山羊」と「羊」の違いを知ることで、動物園などで見分けることができるようになりそうです。