「将来」と「今後」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「将来」と「今後」の違い生活・教育

こんばんは。

この記事では、「将来」「今後」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「将来」という意味と、「今後」という意味の違いや使い方を把握する事で、会話のふり幅が広がったり、ビジネスにおいても役立つシーンがあるはずです。

是非参考にしてみてください。

「将来」と「今後」の違い

ここでは「将来」「今後」の違いについて解説します。

先ず「将来」という意味ですが、3つほどの意味がありますので解説します。

先ず1つ目は、皆さんが認識しているであろう「これから先のこと」という意味に使われる事が多いのです。

その「これから先」とは大体10年先や20年先の事を指します。

尚、100年後や200年後というのは「将来」というよりも、「未来」という方が分かりやすいと思います。

そして、他の意味としては、異国の地から持参したもの等に対しても「将来」という表現を使うことがあるようです。

また、事によって結果が生じた場合に「将来」とも使います。

(招来とも書くこともあります。)

次に解説するのは「今後」の意味になります。

「今後」という意味は、「今からあとのこと」という意味です。

以後とも表現することがあります。

「今後」という言葉は意外に面白い部分があります。

それはたった3秒や5秒経過した時でも「今後」となりますし、50年後や70年後も「今後」となるのです。

すなわち「今後」という言葉を使う場合は、少しだけ注意した方が賢明なのかもしれません。


「将来」の意味

ここでは「将来」の意味を解説します。

「将来」というのは3つほどの意味があります。

一般的なのは、ここで10年先や20年先で自分が予想や思い描いている場合の事柄について「将来」という表現や言葉を使うことがあるのです。

また異国の地等から持参してきたものや、事によって結果が生じた場合に関しても「将来」という言葉を使うこともあります。

(招来と書く場合もあるのです。意味は同様)


「将来」の使い方

ここでは「将来」の言葉の使い方を解説します。

「将来」という表現や言葉を使う場合は、明確な事柄がありその事柄に当たる自分や他社がおり、その時期も近い場合に「将来」という表現・言葉を使うのです。

そして、希望に満ちている場合にも「将来」という言葉を使いますし、不安等がある時にも「将来」という言葉を用いることがあります。

「将来」は確実な事を指しているといっても過言ではないのです。

「将来」を使った例文

ここでは「将来」を使った例文を書きますので、参考になれば幸いです。

・『僕は将来医者になるのが夢なんだ』
・『これで将来は安泰だ』
・『これはアメリカから将来した雑貨品だ』
・『普段の行いがこのような結果を将来させたのだ』
・『50年後の将来が心配だ』
以上が「将来」を使った例文となります。

「将来」の対義語

ここでは「将来」の対義語について解説します。

「将来」の対義語は、「過去」(かこ)になります。

因みに過去の意味は、過ぎ去った時の事を言います。

もっとわかりやすく言いますと、昔や時代の事を指します。

「今後」の意味

次は「今後」の意味を解説していきます。

「今後」の意味は、「今からあとのこと」という意味になるのです。

またはこれから先のことや、以後という表現や言葉を用いる場合もあります。

「今後」というのは非常に遠い先の未来の事を指していることが多いのです。

「今後」の使い方

ここでは「今後」の使い方を解説します。

「今後」の使い方としては、ある事柄から過ぎたその時から遠い先の未来(永遠と認識する人もいます)の事を指す時に使います。

そして、「今後」という言葉も中々面白い部分があります。

特にビジネスをしている方は必見かもしれません。

ビジネスにおいて何か不手際があった場合に、「今後」という言葉を用いて相手を批判する場合に使われることがあります。

次にビジネスにおいて商談がうまくいった時に、「今後」という表現を使い、取引を進めていくという時にも使われるのです。

例文で解説してみますので、例文を是非ご覧ください。

「今後」を使った例文

ここでは「今後」を使った例文を書いていきますので、参考になれば幸いです。

・『ビジネスで今後一切関知はしません』
・『ビジネスで今後とも是非宜しくお願い致します』
・『情報産業は今後、もっと発展することでしょう』
・『今後は少子高齢化が著しい世の中になります』
・『今後のビジネスはリモート・テレワークが主流になるであろう』
以上が「今後」を使った例文となります。

少しでもお役に立てれば幸いです。

「今後」の対義語

ここでは「今後」の対義語について解説します。

「今後」の対義語は、「従前」(じゅうぜん)という言葉になります。

従前とは現在(今)より前の事を指しております。

これが「今後」の対義語となります。

「まとめ」

最後に「将来」「今後」の違いや使い方についてのまとめに入りたいと思います。

基本的に「将来」という表現や言葉は、一般的にも広く認知されており比較的使いやすい表現・言葉となるのです。

そして、その事柄が明確であり近い内にそうなるという事が予想・見当がつく場合には「将来」という言葉を使うと適切になると思います。

他にも異国の地から持ってきたものやある事柄によって生じた結果についても「将来」と使うこともあるのです。

この使い方はあまり広く認知されていないかもしれませんが、把握されておくと何かと便利になるかと思います。

次に「今後」という意味や表現は、基本的に「これから先」ということが明確に分かっている場合に「今後」という表現・言葉を使うのです。

また「今後」というのは、「これから先」「遠い」場合に使います。

例えば「これから先」が10年後ならば「将来」になります。

しかしながら、「これから先」が100年後ならば「今後」という表現・言葉を使うことが適切となります。

以上が「将来」「今後」の違いや使い方についてのまとめになります。

このように「将来」「今後」の違いを理解した上で、日常会話やビジネスにおける会話等役立つことがあるように心から祈っております。