大阪の「ミナミ」と「キタ」の違いとは?分かりやすく解釈

大阪の「ミナミ」と「キタ」の違い生活・教育

この記事では、大阪「ミナミ」「キタ」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「ミナミ」とは?

「ミナミ」「大阪市中央区の、難波、心斎橋、道頓堀、千日前を中心とした、繁華街の総称のこと」という意味があります。

大阪有数の賑わいを見せ、「キタ」と並んで、2大繁華街と呼ばれています。

駅で言えば『南海難波駅』、『大阪難波駅』、『近鉄日本橋駅』、『JR難波駅』などがある場所で、東心斎橋南部、宗右衛門町などの歓楽街や、高級繁華街の心斎橋、若者の街で知られるアメリカ村を持つ西心斎橋、さらに飲食店が軒を連ねる道頓堀や千日前、また大型商業施設が立地する難波南部など、「ミナミ」の街には特徴的なエリアがあります。

このようなエリアは、大阪市の中心業務地区として知られている船場の南側にあり、またかつて存在した南区に当たることから、「ミナミ」という名前で呼ばれています。

いかにも大阪というにぎやかな印象のエリアで、大阪観光をする旅行者が目当てにする地域でもあります。

江戸時代に道頓堀に芝居小屋ができると、島之内南部に遊里ができます。

以後も次々と現在の「ミナミ」エリアに遊里ができ、色町となったのが、「ミナミ」が大規模な繁華街にきっかけと考えられています。


「キタ」とは?

「キタ」は、「大阪市北区の梅田、北新地を中心とした繁華街の総称のこと」という意味があります。

難波、心斎橋あたりの繁華街「ミナミ」と双璧をなす、大阪2大繁華街の一つになります。

『JR大阪駅』、『阪急大阪梅田駅』、『阪神大阪梅田駅』など、「大阪駅」「梅田駅」周辺のエリアのことで、梅田は大きな繁華街を持つのと同時に、巨大なビジネス街があり、北新地は高級飲食店がそろう歓楽街になっています。

江戸時代の1685年に堂島新地の歓楽街が開かれ、大阪城の北のはずれだったことから、「キタの遊里」「キタの新地」などと呼ばれており、これが現在の「キタ」と呼ばれる由来と考えられています。


「ミナミ」と「キタ」の違い

「ミナミ」「キタ」の違いを、分かりやすく解説します。

「ミナミ」「大阪市中央区の、難波、心斎橋、道頓堀、千日前を中心とした、繁華街の総称のこと」という意味があり、「キタ」は、「大阪市北区の梅田、北新地を中心とした繁華街の総称のこと」という意味があります。

どちらも、大阪市の繁華街を意味し、2大?華街と呼ばれているという共通点があります。

ただし、「ミナミ」は難波と心斎橋が中心なのに対して、「キタ」は大阪駅周辺という違いがあります。

また「ミナミ」は、どちらかと言えば若者向けの街なのに対して、「キタ」は落ち着いた大人の街という違いがあります。

まとめ

「ミナミ」「キタ」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、大阪観光に行くときの参考になるかもしれません。