この記事では、「謝礼」と「報酬」と「給与」の違いを分かりやすく説明していきます。
「謝礼」とは?
「謝礼」は「しゃれい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「感謝の気持ちを表す言葉や、相手に対して尽くす礼儀」という意味で、相手に対して感謝の気持ちを表す場を設けたり、言葉で伝えることを言います。
2つ目は「感謝の気持ちを表し、相手に品物や金品を贈ること」という意味で、行為だけではなく、相手に贈る品物や金銭そのものも含まれます。
上記に共通するのは「感謝の気持ちを表す」という意味です。
「謝礼」の使い方
「謝礼」は名詞として「謝礼を贈る・贈った」「謝礼を渡す・渡した」「謝礼金」などと使われます。
基本的に、相手に対して感謝の気持ちを表す言葉や金品に使われる言葉です。
「謝礼」の例文
・『貴重な画像を投稿した謝礼として、金一封を受け取った』
「報酬」とは?
「報酬」は「ほうしゅう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「労働や、物を使った代価として支払われる金品」という意味で、相手に協力したことに対する代価として渡される物や支払われるお金のことを言います。
2つ目は「科学用語で、脳に快感をもたらしてある行動を促す刺激や、原因となるもの」という意味です。
上記に共通するのは「引き換えに得られるもの」という意味です。
「報酬」の使い方
「報酬」は名詞として「報酬を支払う・支払った」「報酬を得る・得た」「報酬金」などと使われたりします。
基本的に、日常で使う場合、労働や物を使用した代価として渡される物品や金銭に使われる言葉です。
「報酬」の例文
・『彼女はブロガーとしてクライアントから報酬をもらっている』
「給与」とは?
「給与」は「きゅうよ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「会社や官公庁などから支払われる給料・手当の総称」という意味で、雇用契約を結んで労働した代価として受け取る賃金や手当のことを言います。
2つ目は「金品をあてがう」という意味で、従業員に必要な金品を割り当てることを言います。
上記に共通するのは「上から下に金品を渡す」という意味です。
「給与」の使い方
「給与」は名詞として「給与を支払う・支払った」「給与をもらう・もらった」「給与明細」などと使われます。
基本的に、雇用契約を結んで労働した場合に、代価として受け取る賃金や、各種手当の総称として使われる言葉です。
「給与」の例文
・『転職するならばもっと給与を貰える会社にしたい』
「謝礼」と「報酬」と「給与」の違い
「謝礼」は「相手に対して感謝の気持ちを表す言葉や金品」という意味です。
「報酬」は「労働や物を使用した代価として渡される物品や金銭」という意味です。
「給与」は「雇用契約を結んで労働した場合に、代価として受け取る賃金や、各種手当の総称」という意味です。
まとめ
今回は「謝礼」と「報酬」と「給与」について紹介しました。
「謝礼」は「感謝を表す言葉や金品」、「報酬」は「労働の代価である金品、「給与」は「賃金と各種手当」と覚えておきましょう。