この記事では、「調べる」と「調査する」と「探す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「調べる」とは?
「調べる」は「しらべる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「わからないことや不確かなことを、色々な方法で確かめる」という意味で、知らないことを様々な方法で知ろうとすることです。
2つ目は「好ましくない状態や、嘘いつわりなどがないか、実際に確かめること」という意味で、物に不具合がないか、人が不正していないかなどを検査することです。
3つ目は「罪状を明らかにする為に問いただす」という意味で、「取り調べる」として使われます。
上記に共通するのは「分からないことを確かめる」という意味です。
「調べる」の使い方
「調べる」は名詞として「調べる・調べた」と使われたり、副詞として「調べて報告する」などと使われたり、名詞として「調べによると」などと使われます。
基本的に、分からないことや知らないことを、様々な方法で確かめることに使われる言葉です。
「調べる」の例文
・『目的地の正確な住所を調べる』
「調査する」とは?
「調査する」は「ちょうさする」と読みます。
意味は「ものごとの実態や動向などをはっきりさせる為に深く確かめること」で、あるものごとについて深く調べて、事実を明らかにするだけではなく結果をまとめて報告したり、改善に役立てることです。
「調」は「しらべる」とも読み「確かめて明らかにする」という意味、「査」は「考える」「明らかにする」という意味、「調査」で「確かめたり考えたりして明らかにすること」という意味です。
「調査する」の使い方
「調査する」は動詞として「調査する・した」と使われたり、副詞として「調査して発表する」などと使われます。
基本的に、ある目的の為に、ものごとの実態や動向などを様々な方法で確かめて結果を出すことに使われる言葉です。
「調査する」の例文
・『若者のトレンドを調査する』
「探す」とは?
「探す」は「さがす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ないものを見つけ出そうとして、自分で歩き回ったり手で探ったりすること」という意味で、あるものを見つける為に自分であれこれ行動することです。
2つ目は「ないものを見つけ出そうとして情報収集する」という意味で、あるものを見つける為に、書物やネットで調べたり、人に訊いて回ったりなど、知識や情報を集めることです。
上記に共通するのは「ないものを見つける」といういみです。
「探す」の使い方
「探す」は動詞として「探す・探した」と使われたり、副詞として「探して知らせる」などと使われます。
基本的に、ないものを見つける為に、あれこれ手を尽くすことに使われる言葉です。
「探す」の例文
・『彼はコロナ禍で仕事量が減り、転職先を探している』
「調べる」と「調査する」と「探す」の違い
「調べる」は「分からないことや知らないことを、様々な方法で確かめること」という意味です。
「調査する」は「ある目的の為に、ものごとの実態や動向などを様々な方法で確かめて結果を出すこと」という意味です。
「探す」は「ないものを見つける為に、あれこれ手を尽くすこと」という意味です。
まとめ
今回は「調べる」と「調査する」と「探す」について紹介しました。
「調べる」は「分からないことを確かめる」、「調査する」は「目的の為に確かめて結果を出す」、「探す」は「見つけようとあれこれ手を尽くす」と覚えておきましょう。