この記事では、「マドレーヌ」と「フィナンシェ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マドレーヌ」とは?
卵・砂糖・小麦粉・バター・ベーキングパウダーなどを混ぜ合わせた生地を型に入れて焼いた菓子のことです。
この菓子に使用する基本の材料は、砂糖・卵・バター・小麦粉・ベーキングパウダーです。
生地をふんわりとさせるためにベーキングパウダーを使用し、卵白を泡立てたものは使用しません。
バターは溶かしたものを使用します。
型は本来は貝殻の形をしたものを用います。
これを焼くための専用の型が販売されています。
しかし、日本で販売されるこの菓子は、マフィン型などで作られることが多いです。
ある店がマフィン型を使って焼いたものを販売し、それが広まって「マドレーヌ」の形はマフィン型だと認識されるようになったといわれています。
この菓子の作り方を簡単に説明します。
型にバターを塗り、バターが乾いたら打ち粉をします。
ボウルに卵を割れ入れ、砂糖を加えて混ぜ合わせます。
湯煎にかけながら混ぜ合わせ、砂糖が溶けたらふるったベーキングパウダーと小麦粉、はちみつを加えて混ぜ合わせます。
生地が滑らかになったら溶かしバターを加えて混ぜます。
30分から1時間ほど生地を休ませてから、型に流し入れてオーブンで焼きます。
中まで火が通り、焼き色がついたら完成です。
型から取り外して冷まします。
「マドレーヌ」の言葉の使い方
卵・砂糖・小麦粉・バター・ベーキングパウダーなどを混ぜ合わせて生地を焼いた菓子を指して使用する言葉です。
ふくらませるためにベーキングパウダーを使用し、卵は全卵で、バターは溶かしているものをいいます。
「フィナンシェ」とは?
アーモンドプードル・卵白・小麦粉・砂糖・バターなどを混ぜ合わせた生地を焼いた菓子のことです。
この菓子は卵は卵白のみを使用し、バターは焦がしておきます。
また、アーモンドプードルを使用することも特徴です。
アーモンドプードルとは、アーモンドを粉末状にしたものをいいます。
アーモンドと焦がしバターを使用しているので香ばしさがあります。
この菓子は、一般的には金塊の形をしています。
これを焼く専用の型が販売されています。
金塊の形なのは、パリの金融街で販売されて広まったからといわれています。
「フィナンシェ」の言葉の使い方
アーモンドプードル・卵白・小麦粉・砂糖・バターなどを混ぜ合わせた生地を焼いた菓子を指して使用します。
粉類にアーモンドプードルを使用しており、卵は全卵、バターは焦がしたものの場合をいいます。
「マドレーヌ」と「フィナンシェ」の違い
前者は卵は全卵、バターは焦がしていない溶けたものを使用し、アーモンドプードルは使用しません。
後者は卵は卵白のみ、バターは焦がしたもの、アーモンドプードルを使用しています。
まとめ
味や見た目が似ている2つの菓子ですが、使用する材料に違いがあります。