この記事では、「バイキング」と「ビュッフェ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バイキング」とは?
一か所にいくつもの料理の皿を並べ、それぞれが好きなものを好きなだけ取って食べる形式の料理のことです。
日本では一定料金で客に食べ放題にさせる形がとられています。
飲食店では、料理を注文してから調理がされ、できあがったものをウェイターが客のテーブルまで運んでくれます。
しかし、この形式の食べ方はそうではありません。
料理はすでにできあがっており、一か所に並べられています。
並べられている料理の数は多数です。
そして、そこから好きなものを客が選んで各自の皿にとり、自分の席に戻って食べます。
客が店員に対して料理を注文したり、店員が客のもとに料理を運んだりはしません。
ここで提供される料理は、和・洋・中などさまざまです。
何種類の料理を用意しているかは店によって異なり、10種類程度というところもあれば、60種類ほど用意しているところもあります。
たとえば、和食だとおぼろ豆腐、卯の花、納豆、味噌汁、ひじきの煮物など、イタリアンだとピザやパスタ、アジアン料理だとヌードルや生春巻きなど、中華だとチャーハン、餃子、ラーメンなどといったものを提供しています。
一つの店で和食だけ、洋食だけを用意していることもあれば、和食も洋食も中華もといったようにいろいろ用意していることもあります。
また、スイーツだけを提供している店もあります。
マカロン、チョコレートケーキ、プリン、シュークリーム、チーズケーキなど、甘いものばかりを集めています。
「バイキング」の言葉の使い方
いくつもの料理を一か所に並べ、そこから好きなものを取った食べる形式の食事を指して使用する言葉です。
「ビュッフェ」とは?
立食形式の食事のことです。
メインのテーブルに料理や飲み物を並べ、各自が好きなものを取って立って食べる形式をいいます。
日本の場合は、テーブルに並べられたいくつもの料理の中から、各自が好きなものを皿に取り、自分の席に戻って座って食べる形式の食事も指しています。
この形式の食事は、ホテルの朝食で採用されていることが少なくありません。
提供する料理はさまざまです。
朝食の場合だと、ゆで卵、スクランブルエッグ、パンケーキ、トースト、スープ、サラダ、オレンジジュース、牛乳、鮭の塩焼き、納豆、ご飯などといった料理が提供されます。
「ビュッフェ」の言葉の使い方
立食形式の食事のことを指して使用します。
しかし、日本ではいくつもの料理が並べられている中から好きなものを取り、席に座って食べる形式もいいます。
「バイキング」と「ビュッフェ」の違い
前者はいくつもの料理の中から好きなものを取って、座って食べる形式をいい、後者は立食形式の食事をいいます。
しかし、ホテルやレストランなどが提供しているものは、同じものを「バイキング」とも「ビュッフェ」とも呼んでいることがあります。
まとめ
厳密にいうと2つのものは異なるのですが、同じものを指して2つの言葉が使われています。