この記事では、「オレンジ」と「ネーブル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オレンジ」とは?
ミカン科ミカン属の果樹のことです。
原産地はインドアッサム地方だとされます。
これに属するものには、いくつもの種類があります。
果実は丸く、果皮がオレンジ色のものが多いです。
一番外側の皮をむき、中の実を食用にします。
皮の内側は小房になっています。
日本では周年出回っており、多くはカリフォルニアや南アフリカから輸入したものです。
品種や地域によって収穫期が異なり、バレンシアというものの旬は、カリフォルニア産は4月から8月、オーストラリア産は11月から2月、南アフリカ産は9月から10月になります。
日本でも栽培されており、主な産地は広島県、静岡県、和歌山県です。
この果実は生でそのまま食べるだけでなく、ジュース、グミ、ゼリー、アイス、キャンディーなどに加工もされています。
果実には甘酸っぱさがあり、その加工品も甘酸っぱいです。
栄養素としてはビタミンCを多く含んでいます。
100gあたりのビタミンC含有量は、バレンシアは40mgです。
「オレンジ」の言葉の使い方
ミカン科ミカン属の果樹を指して使用する言葉です。
これに属するものにはいくつもの種類があり、それらを総称してこの言葉を使用します。
「ネーブル」とは?
ミカン科ミカン属の一品種です。
果実は丸や、やや楕円形で、ヘタとは反対側に「へそ」と呼ばれる部分があります。
スーパーなどでは周年出回っており、南アフリカやカリフォルニアなどから輸入をしています。
アメリカから輸入されるものは、果汁が多く、甘味がある特徴を持っている「ワシントンネーブル」と呼ばれる品種が多いです。
日本でも栽培されており、「清家ネーブル」「白柳ネーブル」などの品種が作られています。
一年中手に入れることができますが、旬は輸入もので4月から11月、国産は2月から3月ころです。
果実に種は入っておらず、そのまま食べることができます。
その他に、ゼリー、マーマレード、ジュース、サラダ、ケーキなどのお菓子にもされます。
選び方ですが、果皮にハリとツヤがあり、形がふっくらとしており、手に持ったときに重さを感じるものがよいです。
保存は風通しのよい冷暗所で行います。
乾燥に注意が必要で、一つずつ新聞紙で包んでおくとよいでしょう。
または、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存をします。
栄養素としてはビタミンCを多く含んでおり、100gあたりの含有量は60mgです。
「ネーブル」の言葉の使い方
ミカン科ミカン属の一種を指して使用する言葉です。
へそと呼ばれる部分があるものをいいます。
「オレンジ」と「ネーブル」の違い
「オレンジ」はミカン科ミカン属の果樹で、いろいろな品種があります。
その中の一種が「ネーブル」です。
まとめ
「オレンジ」にはいろいろな種類があり、その中に「ネーブル」というものが含まれます。