この記事では、「ウルグアイ」と「パラグアイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ウルグアイ」とは?
「ウルグアイ」は「ウルグアイ東方共和国(うるぐあいとうほうきょうわこく)」が正式名称です。
「ウルグアイ」は「南アメリカ南東部に位置する国のこと」という意味があります。
北と東がブラジルと接していて、西にアルゼンチンと国境を接しています。
南側は大西洋に面しています。
南アメリカ大陸では、2番目に小さな国土を持つ国で、首都はモンテビデオです。
公用語はスペイン語で、人口は347万人ほどです。
「ウルグアイ」という国名は、国の西部を流れる「ウルグアイ川」という河川に由来しています。
1520年に、フェルディナンド・マゼランが現在のモンテビデオにあたる地域にあった小高い山を発見し、「山を見た」と言いました。
この「山を見た」はスペイン語で「モンテビデオ」のため、首都の名前になったと言われています。
スペインの植民地になった後、1828年に独立を果たしました。
「パラグアイ」とは?
「パラグアイ」は「パラグアイ共和国(ぱらぐあいきょうわこく)」が正式名称になります。
「パラグアイ」は「南アメリカの中央南部に位置する国のこと」という意味があります。
「パラグアイ」は国旗のデザインが表裏で違うというユニークな特徴があります。
内陸国で、東と北東でブラジルと、西と北西でボリビアと、南と南西でアルゼンチンと接しています。
首都はアスンシオンです。
人口は713万人ほどで、公用語はスペイン語、グアラニー語になります。
国民の90パーセントが、日本人と同じモンゴロイド系であるグアラニー人、スペイン人との間の混血のためです。
「パラグアイ」はもともと「大きな川」を意味するとされ、国内を流れる「パラナ川」と考えられています。
1537年にスペインのブエン・アイレの探検隊によってアスンシオンが建設されると、スペイン領になります。
1811年に独立を果たしました。
「ウルグアイ」と「パラグアイ」の違い
「ウルグアイ」と「パラグアイ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ウルグアイ」と「パラグアイ」はどちらも南米大陸にある国の名前という共通点があります。
また、どちらもスペインの植民地時代があり、公用語はスペイン語という共通点もあります。
ただし、「ウルグアイ」は大西洋に面しているのに対して、「パラグアイ」は内陸国という違いがあります。
また「ウルグアイ」とは違い、「パラグアイ」は国旗の裏表のデザインが違います。
さらに「ウルグアイ」は1828年に独立を果たしたのに対して、「パラグアイ」は1811年に独立を果たしたという違いもあります。
まとめ
「ウルグアイ」と「パラグアイ」の違いについて見てきました。
南米の2つの国の違いを知ることで、南アメリカに対する理解が深まるのではないでしょうか。