「興味」と「関心」と「好奇心」の違いとは?分かりやすく解釈

「興味」と「関心」と「好奇心」の違い生活・教育

この記事では、「興味」「関心」「好奇心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「興味」とは?

人の関心をそそる面白みや趣きという意味で、関心は「対象に向けて注意を払う心」という意味合いになっています。

関心よりはより感情的なもの、楽しもうとしている対象として捉えられるケースが多く、政治に興味があるという言葉では政治に関心があるということより面白みを持って接しようとするケース、または自分が政治家になろうと考えているケースなどが挙げられます。

すごく興味があるというものではより深く知りたいというものであると言えるでしょう。

興味をより行動的に進めていくと趣味になるといえるでしょう。

興味がないものは趣味にはなりません。

興味は以前あったものがなくなるという言い方もできます。

この場合は興味の段階が低くなったというところから進んで全く興味がなくなってしまうという場合もあります。


「関心」とは?

ある物事にひきつけられる気持ちという意味を持ち、「関心」は対象全体に理性的に向けられることが多くなっています。

アンケートでの文章では「政治に関心がある」と言った形で「関心」という言葉が使われます。

この場合、好きということではなく、知っておこうと思うことを関心が指していると言えるでしょう。

海外ビジネスに関心が高いなどという使い方からも好きというよりは必要性が高い、または得意分野を活かしているという事ができるでしょう。

球団運営に関心を寄せる、選手獲得に関心を示すなどと言った使い方もあり、こちらも単純な好意だけで動いているわけではないという使い方と言えます。


「好奇心」とは

物事を探求しようとする根源的な心や未知のこと、珍しいことなどについてもっと知りたいと動かされる心を指し、例えば新製品というだけで買うことまではなくても手にとったりするということは好奇心と言えるでしょう。

街を歩いて様々なものに目を取られて歩きを止めるようなことは好奇心によるものと言え、興味に近い部分はありますが、興味ほどには執着がなく、珍しい花を見た場合ある程度花の形が分かれば満足するという程度が好奇心と言え、より先まで調べることは興味の段階と言えます。

あまり会社や大きな組織が好奇心を見せるという言葉は使わず、基本的には個人が表すものと言えます。

「興味」と「関心」と「好奇心」の違い

「興味」「好奇心」はかなり近い部分もありますが興味のほうがより深く、好奇心はより広く浅くと例えられます。

どちらも好意による原動力が見られます。

関心は好意が原動力になるとは限らず、政治や社会問題など知る必要があるものに関心が向かうことというケースも多くなっています。

まとめ

「興味」「関心」「好奇心」は人を引きつけるものという点では共通していますが、対象や対象に対してより深く知ろうとしているか楽しもうとしているかなどで用途が違ってきます。

興味と好奇心は必要性で動かされるケースはやや少ないです。