この記事では、「リベラルアーツ」と「総合大学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リベラルアーツ」とは?
「リベラルアーツ」とは、日本語に訳しますと「一般教養」という意味になります。
日本の大学で「リベラルアーツ」とは、学士過程において、人文科学、社会科学、自然科学の基礎分野を横断的に教育する科目群、教育プログラムのことを指す言葉です。
大学の学部の一つとして「教養学部」があります。
教養学部は「リベラルアーツ」の概念に基づいた、教育研究を行います。
つまり「リベラルアーツ学部」と「教養学部」は言い方が違うだけで同義ということになるのです。
「リベラルアーツ」は、特定の分野だけでなく、幅広い領域を総合的、横断的に学び、自分の専門分野に関連した幅広い知識を身につけることを目的としています。
大学1年、2年次の一般教養課程とは違う組織ですので「教養部」と「教養学部」「リベラルアーツ学部」は混同しないように注意してください。
「総合大学」とは?
「総合大学」とは、人文、社会、自然、医の4領域すべての学部を持っている大学のことを言います。
それに対して1領域の大学は単科大学、2領域から3領域の大学を複合大学と呼び区別をつけています。
とはいえ、最近では文系、理系、どちらの学部もあれば「総合大学」と言う場合もあり、定義としてはっきり決まっているわけではありません。
特徴として「総合大学」は、幅広い分野の先生がいますので、選べる教養科目数が多い、学生の人数が多い、全てを把握することができないほどのサークル、部活がある、図書館の規模が大きいなどがあります。
簡単に言えば、単科大学は学生数が少なくアットホームな雰囲気、総合大学は大所帯で様々な分野を学ぶ学生と知り合えるといったイメージです。
就職に関しては、どちらが有利、不利ということはありません。
また簡単ではありませんが、入学後に学部の変更が可能となっている「総合大学」が多いですので、学びたい分野に迷いがある人に向いている大学と言えそうです。
「リベラルアーツ」と「総合大学」の違い
「リベラルアーツ」と「総合大学」の違いを、分かりやすく解説します。
「リベラルアーツ」とは、特定の分野だけでなく、幅広い領域を学ぶことを言います。
専門分野だけではなく、幅広く学ぶことで、自分の専門分野に関連した知識を身につけることができるわけです。
「リベラルアーツ学部」「教養学部」は同じ意味となります。
一方「総合大学」とは、人文、社会、自然、医の4領域、すべての学部を持っている大学のことを言います。
学部数は多いのですが、それぞれの専門分野を学ぶことになります。
それが「リベラルアーツ」と「総合大学」の違いです。
ごく簡単に覚えるならば「リベラルアーツ」は幅広い領域を総合的、横断的に学ぶこと、「総合大学」は人文、社会、自然、医の4領域、すべての学部を持っている大きな大学となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「リベラルアーツ」と「総合大学」の違いについて解説しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して、使い分けてください。