「気圧」と「圧力」の違いとは?分かりやすく解釈

「気圧」と「圧力」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「気圧」「圧力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気圧」とは?

「気圧」「きあつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「気体が持っている圧力」という意味で、気体が噴き付けられたり強く流れた時に感じられる強い力のことです。

2つ目は「地上にかかる大気の重さ」という意味で、単位に「パスカル」「ヘクトパスカル」「ミリバール」が使われ、1平方センチメートル当たり約1キログラムに当たるとされています。

2つ目は「大気の圧力の単位」という意味で、地球を取り巻く大気の、重さによる力のことです。

上記に共通するのは「空気が持っている押す力」という意味です。


「気圧」の使い方

「気圧」は名詞として「気圧が高い・低い」「気圧の変化」「高気圧・低気圧」「気圧の谷」などと使われます。

基本的に、気体が持っている押す力のことや、大気が持っている地上にかかる重さや単位に使われる言葉です。


「圧力」とは?

「圧力」「あつりょく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「物を押さえつける力」という元の意味で、気体・個体・液体などが、ある地点で両側から押し合う力のことです。

2つ目は転じて「人から感じる勢いや雰囲気」という意味で、その人が持っている強い勢いで人を圧倒する力のことです。

3つ目は更に転じて「人を威圧して言うことを聞かせようしている力」という意味で、人を脅す様なこと言ったり、暴力的な表現などで 萎縮させて服従させようとすることです。

上記に共通するのは「押さえつける力」という意味です。

「圧力」の使い方

「圧力」は名詞として「圧力をかける・かけた」「圧力が強い・弱い」「圧力がある・ない」などと使われたり、略して「圧が強い・弱い」「圧がある・ない」などと使われることもあります。

基本的に、物が他の物を押さえつける力のことや、人が持っている他の人を圧倒する力のことや、人や組織が持って居る他を服従させたりする勢いの強さに使われる言葉です。

「気圧」と「圧力」の違い

「気圧」「気体が持っている押す力」「大気が持っている地上にかかる重さや単位」という意味です。

「圧力」「物が他の物を押さえつける力」「人が持っている他の人を圧倒する力」「人や組織が持って居る他を服従させたりする勢いの強さ」という意味です。

「気圧」の例文

・『気圧の変化に弱く頭痛が起きる』
・『すっぽりと気圧の谷に挟まれて長雨が続く』
・『電車でトンネルに入ると気圧の変化で耳が遠くなるう』
・『気圧が低いと雨になり、気圧が高いと晴れる』

「圧力」の例文

・『シュレッダーのごみを圧力器でまとめる』
・『強い国が弱い国に圧力をかける』
・『圧力なべで煮込み料理を失敗なく作る』
・『親から一流大学に合格する様に圧力をかけられる』

まとめ

今回は「気圧」「圧力」について紹介しました。

「気圧」「気体が推す力」「圧力」「物が押さえつける力」と覚えておきましょう。