「防犯カメラ」と「火災報知器」の違いとは?分かりやすく解釈

「防犯カメラ」と「火災報知器」の違い専門用語・業界用語

一般の住宅からビルなど様々な場所に設置されている「防犯カメラ」「火災報知器」

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「防犯カメラ」「火災報知器」の違いを分かりやすく説明していきます。

「防犯カメラ」とは?

「防犯カメラ」の役割はカメラによって防犯することです。

つまり、人が実際に監視することが難しいような場所において、人の目に変わり防犯することとなります。

自宅やマンション。

店舗やビルなどの出入り口をはじめ、エレベーターの中など様々な場所に「防犯カメラ」は設置されています。

「防犯カメラ」には抑止効果があり、事件を未然に防ぐ効果も期待することができます。

事件を未然に防ぐためにはパトロールの強化など人の目で行うことが大切ですが、それは実際には困難です。

その点、「防犯カメラ」なら一度設置すれば24時間365日休まず防犯対策を行うことが可能です。

「防犯カメラ」にも様々な機能があり、遠隔からカメラを操作することができるものもあり、怪しい人物を発見した場合にはズーム機能で監視することも可能です。


「火災報知器」とは?

「火災報知器」の役割は火災発生時の初期対応です。

「熱式」「煙式」があり、熱で感知する「火災報知器」と煙で感知する「火災報知器」があります。

熱や煙を感知することでサイレンがあり、火災が発生していることを知らせることが可能です。

消防法で「火災報知器」は原則延べ床面積500平方メートル以上のマンションやビルで設置が義務付けられています。

一般の家庭でも「住宅用火災警報器」が設置されており、火災の発生をいち早く知ることができるものとなっています。


「防犯カメラ」と「火災報知器」の違い

同じ天井などに設置されている「防犯カメラ」「火災警報器」ですが、全く別物です。

「防犯カメラ」はあくまでも、「防犯カメラ」が設置されている付近の防犯を目的として、その周辺の映像を録画することとなります。

また「防犯カメラ」を設置することで抑止効果も期待することが可能です。

一方、「火災報知器」は火災の発生をいち早く知らせるものとなります。

煙や熱を感知することで、その場所で火災が発生していることをサイレンなどで知らせます。

ただし、どちらも、それらを防ぐ効果などはありません。

「防犯カメラ」の前で事件が発生しても、その場で犯人を取り押さえるといったことはなく、あくまでも証拠を得ることができるだけです。

「火災報知器」においても、火災が発生していることを知らせるだけで、消火活動を行うわけではありません。

ただし、「火災報知器」の中にはスプリンクラーの機能が付いたものもあります。

まとめ

以上のように「防犯カメラ」「火災報知器」は全く別物です。

設置する目的も異なります。

「防犯カメラ」においては一般の家庭の場合、多くの家庭で設置されていることはありませんが「火災報知器」の場合は多くの家庭で設置されているものとなります。