この記事では、「シンセサイザー」と「エレクトーン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シンセサイザー」とは?
「シンセサイザー」は、電子楽器の一種です。
英語の「synthesize(シンセサイズ)」という言葉には「合成する」という意味がありますが、電子回路を使って様々な音を合成しながら音色を生み出す楽器を、「シンセサイザー」と呼んでいます。
電子楽器の歴史は古く、100年以上にわたりますが、シンセサイザー初期時代の幕開けは、1930年代と言われています。
当初はアナログシンセサイザーが主流でしたが、1970年代になると、技術の革新によりデジタルシンセサイザーが登場しました。
このデジタルシンセサイザーの誕生と発展は、大衆音楽に大きな影響を与えています。
「エレクトーン」とは?
「エレクトーン」は、ヤマハ株式会社が発売している電子オルガンです。
開発・発売当初のモデルはアナログ方式も多かったようですが、現在はデジタル方式となっています。
「エレクトーン」には、鍵盤が2段設置され、ベースパート用のペダル鍵盤、ボリュームペダルや操作ペダルが備わっています。
演奏者は両手両足を駆使して、これらの機器を巧みに操り音楽を奏でます。
「シンセサイザー」と「エレクトーン」の違い
開発当初のシンセサイザーには、鍵盤タイプしかありませんでしたが、現在では管楽器から打楽器まで、あらゆる形態の楽器において、デジタルシンセサイザー機能による電子楽器が揃っています。
対して、「エレクトーン」は「オルガン」という形態をとっていますので、鍵盤タイプの電子楽器になります。
現在の主な「シンセサイザー」と「エレクトーン」は、電子楽器であり、デジタルシンセサイザーを内蔵したデジタル楽器であると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「シンセサイザー」と「エレクトーン」は、現在のスタイルでは、どちらも電子楽器であり、シンセサイザーを内蔵していると言えます。
シンセサイザーには様々な仕組みや方式があり、そういったシンセサイザーを搭載している楽器のひとつに、「エレクトーン」が挙げられます。
電子楽器の開発や発展は、この先もまだまだ続いていくことでしょう。