「カレーライス」と「ライスカレー」の違いとは?分かりやすく解釈

「カレーライス」と「ライスカレー」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「カレーライス」「ライスカレー」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「カレーライス」とは?

「カレーライス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「カレーライス」「curry and rice(カレーアンドライス)」を略した言葉となります。

「カレーライス」は、「肉や野菜などを煮こみ、カレー粉で味をつけたものに、飯を添えたり、飯にかけた料理のこと」という意味があります。

「カレーライス」は、国民食ともいえる人気料理の一つになっていて、学校給食で出されたり、レトルト商品が数多く出るなど、月に一度は必ず食べるという人も少なくないでしょう。

「カレーライス」の具材は、牛肉や豚肉、鶏肉といった肉類と、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎなどの根野菜が基本となります。

「カレールー」と呼ばれる即席のソースを使った「カレーライス」を作る場合もあれば、クミンやコリアンダー、ターメリックなどのスパイス作りから始める人もいるなど、様々な「カレーライス」が食されています。


「ライスカレー」とは?

「ライスカレー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ライスカレー」「rice curry」という、「ライス」「カレー」を組み合わせた和製英語になります。

「ライスカレー」は、「カレーライスの、昔の呼び名」という意味があります。

「カレーライス」が日本に伝わったのは、明治時代初頭と言われています。

この当時は、「カレーライス」ではなく「ライスカレー」と呼ばれていました。

「ライスカレー」は、もともとご飯にカレーをかけて提供されるもので、大衆的なイメージがあると言います。

「ライスカレー」は、調理しやすく、さらに栄養価が高いことから、軍隊の食事として採用され、帰還兵により、全国に浸透していきました。

高度成長期に入ると、「ライスカレー」がデパートで提供されるようになり、「ライスカレー」「カレーライス」と呼ばれるようになったという説があります。

このころ、「カレーライス」は、スープポッドにカレーが入れられていて、ご飯を盛った皿とは別に提供されており、高級感がある食べ物に生まれ変わったとされています。


「カレーライス」と「ライスカレー」の違い

「カレーライス」「ライスカレー」の違いを、分かりやすく解説します。

「カレーライス」「ライスカレー」は、同じ料理を指す言葉で、同義語と言えます。

ただし、「カレーライス」は、現在の主流の呼び名なのに対して、「ライスカレー」は、明治時代に日本に伝わった時の呼び名という違いがあります。

また、「ライスカレー」は、庶民的な料理として親しまれていたのに対して、「カレーライス」は、高級な食べ物として食べられていたという違いがあります。

まとめ

「カレーライス」「ライスカレー」の違いについて見てきました。

2つの言葉には共通の意味がありました、歴史的背景により、呼び名が変わっているという違いがあります。