この記事では、「栗金団」と「栗きんとん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「栗金団」とは?
栗やサツマイモを砂糖と共に煮てつぶしたものに、栗を混ぜたものです。
「くりきんだん」と読みたくなりますが、「くりきんとん」と読みます。
きんとんとは、サツマイモなどに砂糖を加えて煮て作った餡に、甘く煮た栗や豆などを加えたもののことです。
「金団」は、金の団子、金の布団という意味です。
そういったことから、金運をもたらす縁起がよいものとされ、お正月のおせち料理に入れられています。
作り方を簡単に説明します。
材料は、栗の甘露煮、サツマイモ、砂糖、みりん、はちみつ、塩です。
サツマイモは輪切りにしてゆでておきます。
ゆでたサツマイモに砂糖を加えて、つぶしながら混ぜます。
ここに、みりん、はちみつ、塩を加えて火にかけて煮詰めます。
塩の使用量は非常にわずかです。
わずかにだけ加えると甘味が引き立ちます。
煮詰まったら栗の甘露煮を混ぜ合わせて完成です。
栗は、自分で殻をむいて砂糖で甘く煮たものを作ってもよいです。
しかし、市販の甘露煮を使った方が簡単に作ることができます。
サツマイモを煮詰めるときに焦げつかないように注意が必要です。
弱火にして、かき混ぜ続けることが、焦げつかないためのポイントです。
「栗金団」の言葉の使い方
栗やサツマイモで作った餡に、甘く煮た栗を混ぜ合わせた食べものを指して使用する言葉です。
中に混ぜられているものが栗の場合だけをいい、それ以外のものの場合はこの名では呼びません。
「栗きんとん」とは?
栗やサツマイモを砂糖と共に煮て作った餡に、甘く煮た栗を混ぜ合わせたものです。
餡の色は黄色、栗も黄色で、全体が黄色をした食べものです。
縁起がよいものとしてお正月に食べられています。
このまま食べられているものですが、アレンジすることも可能です。
たとえば、どら焼きの餡にする、パウンドケーキに混ぜる、タルトにする、トーストにのせるといったものです。
この食べものは自分で作ることができます。
手作りの場合は2~3日以内に食べ切るようにします。
冷凍保存も可能で、冷凍なら1か月ほどはもちます。
栗もサツマイモも糖質が多い食品で、さらに砂糖で煮詰めているので、この食品には炭水化物が多く含まれています。
サツマイモは食物繊維が多い食品で、この食品にはわずかに食物繊維も含まれています。
「栗きんとん」の言葉の使い方
栗やサツマイモの餡に甘く煮た栗を混ぜ合わせたものを指して使用する言葉です。
中に混ぜてあるものが栗の場合だけをいいます。
「栗金団」と「栗きんとん」の違い
2つの言葉が指すものは同じです。
「きんとん」に漢字を使用しているか、ひらがなを使用しているかという違いだけです。
使用されている材料に違いはありません。
まとめ
2つの言葉が指すものは同じで、栗やサツマイモの餡に甘く煮た栗を加えたものを指しています。