この記事では、「雨傘」と「日傘」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雨傘」とは?
雨に濡れることを防ぐために使用する傘のことです。
この傘を使用する目的は、雨に濡れないようにすることです。
そのため、水がしみこまない素材が使用されています。
綿、麻などの天然素材は吸湿性がよく、傘に使用をすればすぐに水を吸ってしまいます。
そのため、綿や麻などの天然素材は使用しません。
しかし、合成繊維が登場する前は紙が使用されていました。
紙に柿渋や油などを塗って防水加工をしています。
現在は、ビニールやポリエステルなどの素材を使用した、さまざまなデザインのものがあります。
色は、ピンク、赤、青、黄、緑などさまざまあり、柄もキャラクター、星、花などさまざまです。
透明のビニールを使用しただけのものもあります。
泥など汚れがついたときには水洗いをします。
ホースやシャワーを使って水をかけるだけでよく、ごしごしこする必要はありません。
強くこすると素材が切れてしまう心配があります。
洗った後には水切りをします。
傘を開閉することで水切りができます。
ぶんぶん振ったり、とんとん地面に打ち付けたりして水切りをすると傷んでしまいます。
その後、干して乾かします。
乾かさないと骨として使っている金属がさびる可能性があるので、長くよい状態で使うためには干すことが大切です。
「雨傘」の言葉の使い方
雨に濡れないようにするために用いる傘を指して使用する言葉です。
カバンに入るくらいコンパクトに折りたためるものもあり、雨をよける目的で使用するものなら、小さくてもこの名で呼ぶことができます。
「日傘」とは?
日差しを遮るために使用する傘のことです。
海やプールなどで使用する地面に突き刺して使用するものもこれにあてはまりますが、大きなものはパラソルと呼ばれています。
この名で呼ぶ場合、手で持って使うものを特にいいます。
素材には、綿、麻、ポリエステルなどが使用されます。
日差しを防ぐことが目的で、濡れないようにするためのものではないので、吸水する素材を使用しても問題ありません。
太陽からの光には紫外線が含まれています。
この傘は紫外線を防ぐために、UVカット加工されていることもあります。
何も加工がされていないよりも、UVカット加工がされていた方が、紫外線カット率が高くなります。
日本では主に女性が使用しており、女性好みのデザインのものが少なくありません。
しかし、近年は紫外線を気にしたり、気温が上昇したりしていることもあり、男性でも使用するようになってきました。
「日傘」の言葉の使い方
日差しを遮るために用いる傘を指して使用する言葉です。
「雨傘」と「日傘」の違い
2つの違いは用途です。
前者は雨に濡れることを防ぐためのもの、後者は日差しを遮るためのものです。
どちらにも使えるものもあります。
まとめ
2つのものは形が似ていますが、使用目的が違います。