「上演」と「上映」の違いとは?分かりやすく解釈

「上演」と「上映」の違い生活・教育

この記事では、「上演」「上映」の違いを分かりやすく説明していきます。

「上演」とは?

上演とは、じょうえんという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、公の場に出すやうえの方といった意味の上の文字に、芸能事等を実際に行ってみせるや技を展開するといった意味がある演の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から上演は、観客に見せる目的で劇等を舞台で演じる事を表すのです。


「上演」の使い方

上演は、お客に見せるために舞台上で演劇等を演じる事に対して使われる言葉となっています。

あくまで観客の前に用意された舞台で何らかの出し物が行われる事であり、演劇の他にも音楽のコンサートでも、この上演という言葉が使用されたりするのです。

良く見聞きする言葉としては、上演中というのがあり、これは舞台上で出し物が行われている間の時間を表現する言葉となっています。


「上映」とは?

上映は、じょうえいという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、公共の場に出すとかのせるといった意味を持っている上の漢字に、えいがや像をうつし出すといった意味を有している映の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ上映は、観客に見せるために映画を映し出す事を示すのです。

「上映」の使い方

上映は、観客のためにスクリーン上に映画を映し出して見せるという意味として用いられる言葉となっています。

あくまで映画を観客に見せる目的に対して使用される言葉であり、劇場の舞台上で演劇や音楽を観客に披露する事に対しては、この上映という言葉は用いられません。

そのため、上映中や上映スケジュールという言葉は、どちらも映画を示す際に用いられているのです。

「上演」と「上映」の違い

上演と上映の文字表記を並べて見比べてみると、2文字目の漢字が演と映という違いがある事に即座に気付く事が出来ます。

所が最初の漢字は同じ上であり、互いに漢字2文字で表記可能な上に、持つ意味合いも似ている部分が見られるので混同してしまう恐れはあるのです。

もっとも2文字目に明確な漢字の違いがある事で、表現する意味にも明らかな違いを発見する事が出来ます。

まず上演は、観客に見せる目的で舞台上で芝居を演じたり音楽を演奏する事を表す言葉です。

一方の上映は、スクリーンに映画を映し出して観客に見せる、という意味を示します。

まとめ

2つの言葉はどちらも最初に上の漢字が使われており、似た様な意味を表現する言葉であるため、2つがごっちゃになる人も珍しくありません。

ですが2文字目の漢字に違いがある事により、示す意味合いのニュアンスには相違点を見出す事が出来るのです。

ちなみに上演は、観客のために舞台上で演劇や音楽演奏を行う事を表す言葉として使われています。

対する上映は、基本的に観客に見せるべくスクリーン上に映画を映し出す事に対して用いられる言葉です。