この記事では、「ランチョンミート」と「スパム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ランチョンミート」とは?
ひき肉に香辛料や調味料などを混ぜ合わせ、型に入れて加熱をして固めた食品です。
日本では缶詰製品として販売されているものが多いです。
ランチョンには昼食という意味があり、昼食に取り入れられていたことからこの名がついたといわれています。
使用される肉は、豚肉や牛肉などです。
ひき肉に塩や香辛料などを混ぜ合わせ、生の状態で型に入れます。
日本の場合は缶に入れることが多いです。
それを加熱して固めます。
缶詰にして加熱をすることで殺菌処理もできます。
この食品はそのまま食べることもありますが、何かの料理に使用して食べられています。
たとえば、おにぎり、キャベツやもやしなどとの野菜炒め、チャーハン、パスタ、春巻き、揚げ物などです。
一般的な豚肉や牛肉などの代わりとして料理に活用することができます。
おにぎりの場合ですが、この食品をそのまま具材として中に入れると大きいので、ごはんを握らず挟むような形で使用されることがあります。
「おにぎらず」というものです。
また、寿司のように上にのせる場合もあります。
栄養素としてはタンパク質を多く含んでいます。
製品によって若干違いますが、100gあたりには14gほどのタンパク質が含まれています。
塩を加えているため塩分量がやや高く、100gあたりには2g相当の食塩が含まれています。
「ランチョンミート」の言葉の使い方
ひき肉に調味料や香辛料を混ぜて、型に入れて加熱をして固めた食品を指して使用する言葉です。
肉は豚肉でも、牛肉でも、鶏肉でもこの名で呼んでいます。
「スパム」とは?
アメリカのホーメル・フーズが販売する商品の名です。
ひき肉に調味料や香辛料を混ぜ合わせ、型に入れて加熱をして固めた食品です。
肉には豚肉を使用しています。
この商品には、レギュラーと20%レスソルトがあります。
20%レスソルトはレギュラーよりも20%塩分量を少なくした製品です。
100gあたりのナトリウム量はレギュラーが880mgなのに対し、20%レスソルト700mgです。
タンパク質や脂質などの量は変わりません。
この食品は製造過程で加熱されているため、フタを開けたらそのまま食べることができますが、加熱をするまた違った味になります。
この製品を使った料理には、おにぎり、ゴーヤーチャンプルー、チャーハン、野菜炒めなどがあります。
「スパム」の言葉の使い方
ホーメル・フーズが販売している、ひき肉に調味料や香辛料などを混ぜ合わせて、型に入れて加熱をして固めた食品を指して使用をします。
製品名です。
「ランチョンミート」と「スパム」の違い
「ランチョンミート」は一般名称で、「スパム」は商品名です。
どちらもひき肉に調味料などを混ぜて、型に入れて加熱をして固めた食品です。
まとめ
2つの言葉には、一般名称なのか商品名なのかという違いがあります。