この記事では、「ランプ」と「イチボ」の違いを分かりやすく説明していきます。
牛の肉の部位を意味する、「ランプ」と「イチボ」という2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ランプ」とは?
「ランプ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ランプ」は、「rump」と英語表記します。
「ランプ」は「牛の腰骨の後ろの部位の肉のこと」という意味があり、お尻のあたりの肉を指します。
「ランプ」は柔らかい赤身の肉で、脂肪が少ないという特徴があります。
ステーキ肉として人気があり、「ランプステーキ」として食べられています。
日本でステーキ肉として人気があるのはサーロインですが、世界的には、「ランプ」の風味の良さと、ヘルシーさ、また安価なところが人気となっています。
現在は日本でもヘルシー志向が進み、脂肪の少ない赤身肉である「ランプ」で作ったステーキが人気となっています。
サーロインが100gあたり300kcalほどのカロリーなのに対して、「ランプ」は、230kcal程度と、低カロリーほどとなっています。
「イチボ」とは?
「イチボ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「イチボ」は「いちぼ」と読みます。
「イチボ」は、「牛の腰骨付近から、柔らかい肉のこと」という意味があります。
牛のお尻のあたりの肉を指します。
煮込み、すき焼き、焼肉などにするのに適している部位と言われています。
「イチボ」という名前は、牛の尻の骨からきちえて、骨の形がアルファベットのHの形をしていることから、「エイチボーン」と呼ばれ、転じて「イチボ」な呼ばれるようになったとされています。
「イチボ」は「ランプ」と同じように、牛のお尻付近の肉を指しますが、赤身肉である「ランプ」とは違い、「イチボ」は、赤身肉に霜降りの脂が入っている、バランスの良い贅沢な部位となっています。
そのため、希少部位として、高値で取引されています。
「ランプ」と「イチボ」の違い
「ランプ」と「イチボ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ランプ」と「イチボ」は、食用としての牛の部位の名前という、共通の意味があります。
また「ランプ」と「イチボ」は、牛の尻のあたりの肉を意味するという共通点もあります。
ただし、「ランプ」は腰から尻にかけての部位なのに対して、「イチボ」は尻の先側の部分を指す言葉という違いがあります。
また「ランプ」は赤身肉なのに対して、「イチボ」は霜降り肉という違いもあります。
さらに、「ランプ」は、「ランプステーキ」として食べられていて、ステーキ用の肉として知られています。
一方で「イチボ」は焼き肉用の人気部位として知られているという違いもあります。
まとめ
「ランプ」と「イチボ」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、肉屋さんで買い物をするとき、焼肉屋さんで肉を注文するときなどの役に立つかもしれません。