この記事では、「フレンチドレッシング」と「イタリアンドレッシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フレンチドレッシング」とは?
「フレンチドレッシング」とはお酢と油、塩コショウを混ぜて作られたベースに、砂糖やケチャップを加えて作るドレッシングです。
ドレッシングの色が白い物と赤い物があります。
お酢と油、塩コショウだけを混ぜたものがフランスの最も基本的なドレッシングであるヴィネグレットソースです。
これはドレッシングのベースとして愛用されていて、ヴィネグレットソースに砂糖を混ぜたものが白い「フレンチドレッシング」、トマトケチャップを混ぜたものが赤い「フレンチドレッシング」になります。
名前にフランスを意味するフレンチとついていますが、フランスにはヴィネグレットソースに砂糖やケチャップを混ぜる文化はなく、アメリカで生まれたフランス風のソースが「フレンチドレッシング」です。
「イタリアンドレッシング」とは?
「イタリアンドレッシング」はヴィネグレットソースにレモン果汁に砂糖、ハーブや香味野菜を細かく刻んで混ぜたドレッシングです。
イタリアンと付いていますがイタリアでは既製品のヴィネグレットソースを使う文化自体がなく、やはりアメリカで生まれたイタリア風のドレッシングになります。
ヴィネグレットソース部分にお酢を一切使わず、レモン果汁と油のみで作ることもありますが、お酢を使うにしろ使わないにしろ、レモン果汁の香りが「イタリアンドレッシング」の欠かせない要素として扱われがちです。
基本的には野菜サラダに掛けるドレッシングですが、ハーブ類やピーマンにんにくなどの香味野菜が入っていることもあって、アメリカでは肉料理のソースとして使われることもあります。
「フレンチドレッシング」と「イタリアンドレッシング」の違い
「フレンチドレッシング」と「イタリアンドレッシング」の違いを、分かりやすく解説します。
ヴィネグレットソースに砂糖やケチャップを混ぜて作るドレッシングが「フレンチドレッシング」で、レモン果汁を始め砂糖やハーブ香味野菜を混ぜたドレッシングが「イタリアンドレッシング」です。
どちらも乳化したドレッシングですが、「フレンチドレッシング」は白または赤い不透明な見た目をしているのに対し、「イタリアンドレッシング」は半透明な見た目です。
「フレンチドレッシング」は基本的に野菜サラダに掛けるためだけに使われますが、「イタリアンドレッシング」はサラダのみならず肉料理や炒めもののソースとしても使われます。
まとめ
ヴィネグレットソースに何かを混ぜて作るのは共通していますが、「フレンチドレッシング」は砂糖かケチャップ、「イタリアンドレッシング」はレモン果汁と、混ぜるものの違いが決め手になります。
「フレンチドレッシング」はそれ以外のものは混ぜない事が多いのに対し、「イタリアンドレッシング」は更にハーブなどで香りを重ねていくのが、サラダだけに使うかそれ以外の料理にも使われるかの差を生んでいると考えていいでしょう。