「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の違いとは?分かりやすく解釈

「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の違い生活・教育

この記事では、「ヘアカラー」「ヘアマニキュア」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヘアカラー」とは?

髪を脱色するとともに染料を髪内部に入れて、髪を染めるものです。

髪の内部にしっかりと染料を結びつけるので、色が長持ちします。

髪を染めるために、1剤と2剤を使用します。

髪はキューティクルというもので保護されています。

1剤の中にはアルカリ剤が配合されており、この成分がキューティクルを開きます。

2剤には過酸化水素が配合されています。

髪内部に入った過酸化水素が分解されると酸素が発生をし、髪の色のもととなっているメラニン色素を脱色します。

同時に、1剤中に含まれていた染料が、発生した酸素によって発色をします。

発色した染料は分子同士がくっつきあい、もとの大きさよりも大きくなってキューティクルから出られなくなります。

これによって色が定着をします。

この製品の色はさまざまで、黒、茶、グレー、ピンク、パープルなどがあります。

また、黒や茶といっても、明るいものから暗いものまであります。

色は長く残るものの、髪は伸びるので伸びた部分だけ、染めたところとは色が変わってしまいます。

そのため、全体を統一した色にするためには、定期的に染める必要があります。

頻繁にこの薬剤を使用していると髪が傷むため、2か月に1回ほどが目安です。


「ヘアカラー」の言葉の使い方

一度髪を脱色してから、染料で髪に色をつける薬剤を指して使用する言葉です。

色の種類に関係なく、この名で呼んでいます。


「ヘアマニキュア」とは?

髪を脱色せずに、染料を穏やかにしみこませて髪に色をつけるものです。

仕組みを簡単に説明します。

髪は通常、プラスとマイナスのイオンがつり合った状態になっています。

ここに酸性染料を使用すると髪はプラスイオンに帯電した状態になります。

「ヘアマニキュア」の染料はマイナスイオンを多く持っており、髪のプラスと染料のマイナスが引き合って、髪に穏やかに染料が浸透します。

髪の表面とキューティクルの浅い部分にしか染料は付着していないため、何度もシャンプーで洗っていると次第に色が落ちてきます。

髪を洗って乾かしてから染めると、色を付着させやすいです。

ヘアドライヤーをできるだけ使用しないようにすることも、色を長持ちさせるためのコツです。

穏やかに染めるとはいっても、服や肌につくと色を落としにくいです。

この製品を使用する際には、汚れてもいい衣服に着替え、イヤーキャップをとりつけ、手袋をします。

「ヘアマニキュア」の言葉の使い方

脱色をせずに髪に色をつける薬剤を指して使用する言葉です。

「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の違い

髪に色をつけるという点は同じですが、色のつけ方が異なります。

前者は一度脱色をしてから染めています。

後者は脱色せずに染料を浸透させるものです。

まとめ

どちらも髪に色をつけるものですが、色がつく仕組みが違います。