トルティージャとトルティーヤは名前が似ているので間違い安いですが、全く違う食べ物です。
トルティージャとトルティーヤの違いについて紹介します。
トルティージャとは?
トルティージャはスペインの卵料理で、具材を炒めて味付けし卵に混ぜて焼いたオムレツです。
日本ではトルティージャという名前よりも、スペイン風オムレツやスパニッシュオムレツといった名前で呼ばれることが多いです。
具材に決まりはありませんが、ジャガイモや玉ネギを使うのが定番になります。
その他にもほうれん草やキノコ、ベーコン、ソーセージなども使われることが多いです。
トルティージャはスペインでは家庭料理なので、家庭によってそれぞれの味があります。
フライパンの丸い形のまま焼き上げ、ケーキのように切り分けて盛り付けます。
日本ではオムレツというと半熟が好まれることが多いですが、トルティージャは中までしっかり火を通すのが一般的です。
トルティージャの語源は、「torta(トルタ)」からきていると言われています。
トルタは厚焼きのものを指す言葉で、洋菓子のタルトの語源とも考えられます。
トルティージャは地域によって発音が異なり、トルティーヤとも言われています。
トルティーヤとは?
トルティーヤはメキシコの伝統的な料理の一つで、すりつぶしたトウモロコシから作る薄焼きのパンのことをいいます。
メキシコの主食であり、最近では小麦粉から作られているものもあります。
トルティーヤと名付けたのはスペイン人です。
丸い形が自分たちの国の卵料理トルティージャに似ていたためその名前で呼ぶようになったといわれています。
日本で販売されているトルティーヤは具材が挟んでいることが多いですが、本来トルティーヤは具材を包むパンの部分だけをいいます。
トルティーヤを2つ折りにして具材を包んだものは、タコスになります。
また、具材をトルティーヤで巻いた料理はブリトーです。
タコスにもブリトーにもトルティーヤが使われています。
具材の種類は色々あり、生野菜をのせて食べることもあればひき肉を使った具材やインゲン豆を煮たフリホレス等も定番の具材です。
トルティーヤを使ったブリトーやタコスは日本でもファストフードとして定着しており、コンビニや屋台等でも販売されています。
トルティージャとトルティーヤの違い
トルティージャとトルティーヤの共通点は丸い形をしていることで、見た目が似ている以外は全く違う料理です。
トルティージャはスペイン料理で、トルティーヤはメキシコ料理になります。
日本ではトルティージャはスペイン風オムレツとして知られているので、トルティーヤの方が知名度は高いです。
まとめ
トルティージャとトルティーヤは丸い形が似ていますが、全く違った料理になります。
トルティージャはスペイン風のオムレツで、具材を炒めて卵に混ぜて焼き上げたものです。
トルティーヤはトウモロコシや小麦粉を使って焼き上げた薄いパンになります。