「チリコンカン」と「チリビーンズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「チリコンカン」と「チリビーンズ」の違い食べ物・飲み物

スパイシーな味わいで人気の料理「チリコンカン」「チリビーンズ」はよく似ていますがどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「チリコンカン」「チリビーンズ」の違いについて解説します。

「チリコンカン」とは?

「チリコンカン」とは、「肉と豆を唐辛子で炒めスパイシーな風味と味つけで煮込んだメキシコ風料理」を指します。

「チリコンカン」は南米の料理だと思われがちですが誕生したのはアメリカのテキサスです。

テキサスに移住した南米移民たちが故郷の料理を懐かしんで作り上げたのが「チリコンカン」の始まりだとされており、南米にも「チリコンカン」によく似た料理はあるものの同名の料理は存在しません。

カレーがインド風の料理でありながら日本発祥の料理であるのとよく似ています。

「チリコンカン」には色々なレシピがありますが共通しているのは「肉」「唐辛子」です。

使用する野菜や調味料には違いがありますがどのレシピでも肉と唐辛子が必須です。

豆も重要なポイントですがレシピによっては豆を一切使わないものもあります。

さらに乗せてそのまま食べるのが一般的ですが濃い目の味つけに仕上げてタコスやトルティーヤで巻いて食べる食べ方もあります。


「チリコンカン」の使い方

・『今日のランチはチリコンカンだった』
・『牛肉たっぷりのチリコンカンを作る』
・『辛いのが苦手なのでチリコンカンを作るときは唐辛子を控えめにしている』
・『かぼちゃを使ったチリコンカンは優しい味がする』


「チリビーンズ」とは?

「チリビーンズ」とは、「豆と肉を唐辛子で炒めスパイシーな風味と味つけで煮込んだメキシコ風料理」を指します。

「チリビーンズ」の主役は「豆」です。

豆が主役の「チリビーンズ」は腹を満たすための主食として位置づけられることが多く、たっぷりの具材を使って仕上げることで豆本来の風味が味わえる豆好きにはたまらない料理です。

南米では主食として豆を食べるのが一般的です。

日本で言えばお米を具材にした雑炊やおじやに近い位置づけで食べられることも多い料理であり「チリビーンズ」だけで穀物と野菜、肉類が摂取できる一種の完全食です。

レンズ豆やいんげん豆などが使われますが特に制限はなく手に入る豆を自由に使って構いません。

唐辛子が味の決め手になっていますが全体のベースになっているのはトマト味なので唐辛子を控えて作ると具だくさんのトマトスープのような料理になります。

「チリビーンズ」の使い方

・『本格的なチリビーンズを初めて食べる』
・『トルティーヤとチリビーンズが今日のランチである』
・『豆たっぷりのチリビーンズを食べて腹がいっぱいになった』
・『チリビーンズを作るときは煮込み過ぎに注意が必要だ』

「チリコンカン」と「チリビーンズ」の違い

「チリコンカン」「チリビーンズ」の違いは「肉と豆の割合」です。

肉多めなのが「チリコンカン」で豆多めなのが「チリビーンズ」です。

もともとは同じ料理であり厳密な定義で区別されているわけではありませんが「チリコンカン」肉料理として主菜に位置づけられることが多く「チリビーンズ」は単品で腹を満たす主食に位置づけられることが多いという違いで区別されます。

まとめ

「チリコンカン」「チリビーンズ」は見た目も使われている食材もよく似ています。

アメリカでは定番の料理であり調理法も簡単なので興味のある方は自分で調理してみてください。