この記事では、「タピオカ粉」と「片栗粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「タピオカ粉」とは?
「タピオカ粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「タピオカ粉」は、「たぴおかこ」と読みます。
「タピオカ粉」は、「キャッサバの根茎から製造したでんぷんのこと」という意味があります。
「タピオカ粉」を粒状にした加工品は「タピオカパール」と呼ばれています。
「タピオカ粉」は、菓子の材料に使われたり、料理にとろみをつけるために使われます。
「タピオカ粉」を小麦粉などに混ぜることで、もちもちした食感のお菓子を作ることができます。
また、「タピオカパール」をミルクティーに入れた、「タピオカミルクティー」は、台湾発祥の飲み物ですが、2019年頃に、日本で爆発的なブームとなりました。
「片栗粉」とは?
「片栗粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「片栗粉」は「かたくりこ」と読みます。
「片栗粉」は、「カタクリの地下茎から作られる、白色のでんぷんのこと」という意味があります。
「片栗粉」は料理のとろみをつけるために使われたり、菓子の材料として使われています。
ただし一般的に「片栗粉」と言われて、大量に販売されているものは、ジャガイモから作る「馬鈴薯でんぷん」になります。
「カタクリ」は、ユリ科の植物で、江戸時代において、播磨国や越前国などで生産されていて、地下茎を使った「片栗粉」が流通していました。
しかし、明治以降、ジャガイモが大量生産されるようになると、カタクリを使う「片栗粉」はほとんどなくなり、「片栗粉」という名前だけが残っています。
「片栗粉」は、揚げ物の調理粉として使われ、竜田揚げや酢豚の豚などに使用されます。
また、中華料理でも「片栗粉」は使われる頻度が高く、麻婆豆腐や天津飯のたれなどのとろみは、「片栗粉」によるものです。
また、「片栗粉」でとろみをつけることで、病人でも嚥下しやすくなるため、薬を飲むときの飲み水などに「片栗粉」を溶いた水を使うことがあります。
「タピオカ粉」と「片栗粉」の違い
「タピオカ粉」と「片栗粉」の違いを、分かりやすく解説します。
「タピオカ粉」は、「キャッサバの根茎から製造したでんぷんのこと」という意味があります。
一方で、「片栗粉」は、「カタクリの地下茎から作られる、白色のでんぷんのこと」という意味があります。
このように、どちらも茎から作った粉を意味するという共通の意味があります。
ただし、「タピオカ粉」は、「キャッサバ」から作られているのに対して、「片栗粉」は「カタクリ」、または「ジャガイモ」から作られているという違いがあります。
まとめ
「タピオカ粉」と「片栗粉」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。