「シャビー」と「アンティーク」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャビー」と「アンティーク」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「シャビー」「アンティーク」の違いや意味、使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「シャビー」とは?

古めかしく、どこか汚らしさを感じさせるぼろぼろな見た目を意味するのが「シャビー」です。

どこかみすぼらしさを感じますが、そこに上品さという意味があるシックをかけ合われば、何年も使って素材のいい味が出て落ち着きのある雰囲気が漂う素敵なものになるわけです。

古めかしさとみずぼらしさがあるのに、どこか垢抜けた面白さがあるところが大人も楽しく使えるインテリアや家具になるのが「シャビー」の良さです。

そんな「シャビー」「シック」な家具は独特な雰囲気に美的センスが加わり、独創性のある輝きを放つお洒落なものに変わります。

「シャビー」なインテリアは経年変化によってその風合いが色づき、美しさを放ちます。

派手さもなく、どちらかといえば地味な風合いをかもし出し、少し気が抜けた感じさえしますが、そのような色と形の家具が揃う部屋はインテリアと一体となり、馴染むところにストレスを感じないため静かに過ごせるのが魅力的なのです。


「アンティーク」とは?

希少価値が高い骨董品を「アンティーク」と言い、年月が経てば経つほど味が出るものという意味があります。

色艶が蘇り、風合いが備わり、どんどん品があるものとなっていくところが古い物好きの気持ちを掴むわけです。

とくに、100年以上経過した家具や雑貨の経年によって生み出される独特な色合いと風合いに対して使われている言葉であり、正式に世の中に出回ったのも1934年にアメリカの通称関税法によって「100年を経過したもの」「アンティーク」と呼ぶようになりました。

「本物の」という意味がある「アンティーク」の手作り家具は二つとして同じものがないところが魅力です。

その希少性の高さによりさらに価値が高まるため、愛好家は多額の大金をはたいてでも、人の手に渡った「アンティーク家具」を買って収集する人もいるほど芸術性が高いのです。


「シャビー」と「アンティーク」の違い

「シャビー」「アンティーク」の違いを、分かりやすく解説します。

一流品のように左右対象で完璧な色、艶、形もいまいち崩れていて、色落ちしているようなものを「シャビー」と呼びますが、その独特な味がどこか愛着がわき、見ている落ち着く雑貨やインテリア、家具を指します。

高級品ではないものだからこそ緊張せず、自分も気楽に使えるものを一般的に「シャビーシック」と呼ぶわけです。

一方の「アンティーク」とは、100年以上経った工芸品や美術品を指す言葉であり、昔の流行を取り入れた柄や形が人の心をとらえるものとして人気があります。

本物の職人が丁寧に生み出したデザインであり、難点もなく、型崩れもしない丈夫なつくりであるため何百年も使えるのも魅力です。

深みのある色合いに、磨くと艶が出る美しさをかもし出します。

まとめ

どちらも独特な味わいと色合い、形が魅力であり、使う人を魅了します。

肩の力を抜いて自然な風合いと造形美なインテリアで暮らしたい人は「シャビー」を選ぶといいでしょう。

希少性があり、高級な色合いと素材を兼ね備えたものに囲まれて生活したいなら「アンティーク」が最適です。